信州ITバレー推進イベント「ナガノフレッジ」のご案内<2020.10.19>

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最終更新日: 2020年10月19日

 

信州ITバレー構想とは

   皆さんは「信州ITバレー構想」というものをお聞きになったことがあるでしょうか。これは、今後ますます進展するデジタル社会に対応するため、長野県内にITの人材や企業を集積させてIT産業の活性化を図るとともに、産学官が連携してITビジネスの創出を促し、県内のあらゆる産業の高度化を目指そうというもので、2019年9月に策定されました。
 その後、この構想を進めるための「信州ITバレー推進協議会」が、県内の産業界、支援機関、教育機関、自治体などによって構成され、私ども長野経済研究所もその一員となっています。協議会では、県内の各機関が実施するIT人材の育成や企業誘致、新ビジネスの創出などを支援するほか、構成員同士が連携して新たな事業を展開できるような環境作りを進めています。
 そうした中、11月にこの協議会が中心となり、信州ITバレー構想をより推進するために初のイベントを開催することになりましたので、今回はこのご案内をしたいと思います。

IT人材や企業を応援する初のイベント「ナガノフレッジ」

 イベントの名前は「ナガノフレッジ」といい、フレッジという言葉には「鳥のひなが巣立つ」あるいは「巣立つまで育てる」という意味があります。従って、このイベントはこれからITを使って地域や社会に貢献したいと考えている若者や学生を応援し、さまざまな気付きを与えるとともに、出会いの場を通じて信州の魅力を改めて知ってもらおうというものです。
 期間は2020年11月3日から7日までの5日間で、場所は長野市の信州大学工学部キャンパス内にある信州大学国際科学イノベーションセンターで行われます。期間中、さまざまなセミナーやコンテスト、企業・大学等の発表会が行われるほか、ITに関連する企業や団体によるブース出展もあり、色々な角度からITの可能性や最新のビジネス動向に触れられる内容となっています。
 また、それぞれの催しはいずれも現地での開催に加えて、コロナ対策も兼ねてZoomやYoutubeによって同時配信されますので、どなたでも気軽に参加していただくことが可能です。

特に注目されるイベント

 ではこのナガノフレッジの中で、いくつか注目の催しをご紹介します。まず、11月4日の午後に開催される「オープニングイベント」で、特別講演とパネルディスカッションが行われます。
 特別講演の講師はアメリカに本社のあるナイアンティック社でTokyo Studioの代表を務める野村達雄さんです。この方、実はあの「ポケモンGO」の開発者の方で、しかも小学生から信州大学卒業までを長野市で過ごされるなど、非常に信州と縁のある方なのです。
 続くパネルディスカッションでは、県内外で活躍されているIT事業者や企業支援を行うコーディネーターの方々が、信州ITバレー構想の実現に向けて取り組んでいる事例発表や、アフターコロナを見据えた県内産業をテーマに、ITの可能性や解決すべき課題について語り合います。
 さらに6日の午後には、県内の企業や教育機関による成果発表が行われます。ロボットやITの技術を農業などさまざまな分野に応用している企業の実証実験の成果や企業紹介が行われるほか、信州大学・長野県立大学・長野高専の先生方による研究成果が発表されます。
 どの催しも今回ならではの貴重な機会ですので、ぜひ多くの方にご参加頂きたいと思います。

 ナガノフレッジ以外にも様々な取り組みが

 今回ご紹介しましたナガノフレッジのプログラムなどの詳細や参加申し込みにつきましては、ナガノフレッジのホームページをご覧ください。信州ITバレー構想では他にもさまざまな取り組みが進んでいきますので、ぜひご期待ください。

  ナガノフレッジ ホームページ : https://nagano-it.jp/fledge/

2020年10月16日付 南信州新聞「八十二経済指標」、2020年10月19日放送 SBCラジオ「Jのコラム」より

 

 

 

 

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