地域の経済状況をいち早く、細かく把握できるV-RESAS<2021.12.10>

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最終更新日: 2021年12月10日

  新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響を可視化するためのツールとして、内閣府地方創生推進室と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局は「V-RESAS(https://v-resas.go.jp)」を公表しています。
 V-RESASでは、民間企業や団体が持つデータを利用し、週次データによる速報性の高いデータをみることができるほか、エリアやジャンル別の細かなデータから経済状況を把握できます。また、V-RESASは、誰でも無料で利用することができます。
 公開されているデータは、全国では「人流」「消費」「飲食」「宿泊」「イベント」「雇用」「企業財務」の7種類で、各都道府県別は上記のうち「企業財務」を除いた6種類となっています(図表)。
 例えば、「人流」や「消費(POSで見る売上高動向)」、「飲食」などの週次データは、原則1週間程度で更新され、2週間前のデータをみることができるなど、速報性が高くなっています。
 また、「飲食」や「宿泊(宿泊者数)」などは、長野県内10エリア別のデータをみることができるほか、「飲食」では「居酒屋・バー」「ファミレス・ファストフード」など9ジャンル、「宿泊(宿泊者数)」では「夫婦・カップル(男女2人含む)」「1人」など6分類について、細かなデータをみることができます。
 このようにV-RESASでは、これまで公的統計では把握することが難しかった経済の動きを捉えることができるほか、長野県内のエリア別のデータを把握することなどが可能となっています。
 各地域の経済状況をいち早く把握できるV-RESASのデータと自社で保有するデータとの関係性などを分析してみてはいかがでしょうか。

  図表 都道府県別のV-RESAS掲載データ一覧

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*詳細は、経済月報12月号トピックスに掲載していますので、ぜひご覧ください。

 (2021.12.10) 

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