2026年度 新入社員意識調査
今年の新入社員の意識を探るため、当研究所で開催した新入社員研修の参加者を対象にアンケート調査を実施しました。
今の会社を選定した理由では、「仕事に魅力がある」が最も多く、2025年度調査(以下、前回調査という)と同様の結果となりました。ただ、それに次ぐ理由は、「堅実性・安定性」で、前回調査で2番目に多かった「住まいと近くて通勤が便利」を上回りました。また、今の会社でいつまで働きたいかについては、前回調査に比べ「分からない」が38.7%と11.1ポイント減少した一方、「定年まで」が36.7%と8.6ポイント増加しました。会社選定理由や今後のキャリア形成の意向などをみると、今年の新入社員の意識は、仕事の魅力や堅実性・安定性を重視する姿が浮かび上がりました。
会社の選定で重視したことは「仕事の魅力」が引き続き最多
会社を選定するのに当たり何を重視したか尋ねると(図表1)、「仕事に魅力がある」が50.9%と最も多く、次いで「堅実性・安定性」が36.7%などとなりました。一方、「給与が良い」は23.2%となったほか、「休みがとりやすい」は14.6%などと低位にとどまりました。
待遇面よりも、仕事の魅力や企業経営の安定性を重視して選定している姿が浮き彫りになりました。
図表1 会社の選定で重視したこと
仕事をしていく上で大切にしたいことは「やりがい」「楽しさ」
仕事をしていく上で大切にしたいことは、「やりがい・充実感を得る」が57.7%と最も多く、次いで「楽しく仕事をする」44.6%などとなりました。
前回調査と比べると、「みんなで一体になって取り組む」の割合が7.0ポイント増加し、職場における協働や一体感を重視する傾向が強まりました。
「定年まで」働きたい割合は前回調査と比べ8.6ポイント増加
今の会社でいつまで働きたいか尋ねると(図表2)、「分からない」が38.7%と最も多く、次いで「定年まで」が36.7%などとなりました。前回調査と比較すると、「分からない」が11.1ポイント減少し、「定年まで」が8.6ポイント増加しました。
今の会社で「定年まで」働きたい割合の増加は、会社選定における「堅実性・安定性」の重視や、仕事観における協働志向の高まりを背景としていると考えられます。
図表2 今の会社でいつまで働きたいか 
・詳細は、経済月報6月号トピックス「待遇面よりも仕事の魅力や堅実性・安定性を重視~2026年度新入社員意識調査から~」をぜひご覧ください。
(2026年6月18日)