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納期短縮とコストダウンを実現する「スマート製缶®」技術

 1964年創業の株式会社平出精密は、3次元CADによる板金設計から部品加工、組み立てまでを一貫対応する精密板金メーカーです。戦前から航空機板金に関する基本技術を持ち、近年は機械制御やITの活用によって板金技術の高精度化・高速化を実現させてきました。
 1個から数百個までの試作・量産にも柔軟に対応しているほか、カタログやパンフレット、チラシ、ポスターなど企業向けの印刷物を担う商業印刷事業、電子書籍の制作やレイアウト・デザイン支援名地を行う電子書籍事業の3つの事業を軸としながら、活動領域を広げています。

精度の高い筐体をワンストップで生産できる「スマート製缶®」技術

 イチ押しは、最新の加工機と協働ロボットを使って精度の高い筐体を完全ワンストップで製缶板金加工ができる「スマート製缶®」技術です。
 製缶板金加工とは、鉄やステンレス素材の厚い金属板に対して、切断や曲げ、溶接などの加工を行い、立体的な製品を作る加工方法のことをいいます。
 これまで、金属製の筐体を製作するには、角パイプやL字型鋼を材料とするフレーム部分と、外装部分の金属カバーは、製缶会社と板金会社に別々に発注しなければなりませんでした。そのため、両社間で設計図面のすり合わせや工程間の調整に時間を要することも少なくありませんでした。
 これに対し同社は、フレーム部分と外装カバー部分の両方について、設計から加工、組み立てまで社内で一貫対応でき、納期短縮とコストダウンを図れることが強みです。
 また、2026年春の神明工場(岡谷市)増設に合わせて導入した最新のレーザー加工機と協働ロボットにより、角パイプの穴あけや雌ネジの内周面にネジ溝を施すタップ加工技術の精度をさらに向上させている。従来は難しかったパイプの穴の縁を立ち上げてネジのかかりを良くするバーリング加工にも対応することができ、部材点数の削減や締結強度の確保などとともに、設計の自由度も高めています。
 これいにより、複雑な構造物から1800mm×1800mmの大型部品の製作まで対応しています。

FT-150 外観.jpg

レーザー切断・穴あけ・バーリング・タップ加工を1台で完結できる最新のパイプ加工機

コスト改善提案にも注力

 同社の取引先は、印刷機器や半導体、医療機器、通信機器、ロボット関連などと幅広く、これまで蓄積した自社製品の開発ノウハウを生かして、今後は設計段階から試作・量産対応、材料や形状の工夫によるコスト改善提案にも力を入れていく方針です。
 平出琢磨社長は、「最先端設備と職人の技術を融合させ、精密板金で培った設計支援力に製缶の強度・溶接品質を掛け合わせることで、フレームから外装までを一体で提供し、お客さまの開発に貢献していきたい」と大型装置のフレームなどの新規分野開拓に対する思いを語ってくれました。

製缶サンプル写真.jpg

筐体はめ込み継手サンプル。自動化による効率化と最新技術によって、製缶加工の短納期化とコスト削減を実現させました

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