Next Stage ~ITで挑む信州企業~ ファミリー・サービス・エイコー株式会社

印刷

最終更新日: 2025年8月6日

代表取締役社長
石田 幸司

 ファミリー・サービス・エイコー株式会社

  住所:長野市居町43−1
      設立:1976年7月
  従業員数:50人
  事業内容:浄水器、医療機器等の健康・メディカル製品などの
                    企画・開発・製造・販売
  電話:026-259-3101

当社のコア技術・強み

 当社は、「暮らしの安心と健康を支えるものづくり」をテーマに、浄水・医療・健康の各分野における製品開発に特化した、研究開発型ファブレスメーカーです。特に、家庭用浄水器事業は約40年にわたり継続しており、当社の基幹事業として高い信頼を得ています。また、医療機器製造販売業および製造業の許認可、ならびにISO 13485(医療機器の品質マネジメントシステム)の認証を取得し、設計から品質管理に至るまで、万全の体制を構築しています。
 製品群としては、磁気治療器・電気マッサージ器・温熱治療器・光線療法機器などの医療機器をはじめ、近年では睡眠改善機器やフェムテック関連機器といった、時代のニーズに応える家庭用ヘルスケア機器の開発も推進しています(画像)。これらは、在宅ケアやセルフメディケーションに対応した製品として、国内外のパートナー企業との連携による設計・製造を行っています。

コア技術の活用事例

 近年は、医療・福祉現場が抱える多様なニーズに対し、当社の技術シーズを基盤としたソリューション提供を目的に、産学官連携による研究開発活動にも積極的に取り組んでいます。特に(公財)長野県産業振興機構によるニーズとシーズをつなげるご支援をいただいた結果、自社単独では実現が困難であった医療従事者向けの医療機器や、福祉用具の製品化を実現することができました。
 また、信州大学工学部との共同開発により生まれた「公共用ウォーターサーバー(swee)」(画像:イメージ図)は、IoT技術を搭載し、スマートウォーターサーバープラットフォームの構築を見据えた先進的な取り組みとして、開発に着手、社会実装を目指して進めています。

今後の事業展望

 今後は、セルフメディケーション社会の進展を見据え、利用者が自身の健康状態を把握・管理できる家庭用ヘルスケア機器の開発を一層強化していきます。人工知能(AI)や各種センサーによるバイタルデータの取得、スマートフォン等との連携による健康管理支援機能の実装を通じ、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した新たな製品価値の創出に取り組んでいきたいと思います。

このページに関するお問い合わせ

産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233