Next Stage ~ITで挑む信州企業~ 株式会社プロノハーツ

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最終更新日: 2025年8月6日

代表取締役社長
藤森 匡康

 株式会社プロノハーツ

  住所:塩尻市大門八番町1-28 スナバ302号
      設立:2007年10月
  従業員数:8人
  事業内容:3次元デジタルデータ活用支援、VR/AR/MRの
                    システム開発、工場スキャンサービス 他
  電話:0263-54-0097

当社のコア技術・強み

 当社は、「3Dデータ活用のプロフェッショナル集団」として、製造業の設計から現場までをつなぐ最適な仕組みづくりに取り組んでいます。ゲームエンジンUnityを活用したVR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)の開発を得意としており、3D CADや点群データを、実際に“見て・動かして・感じる”ことのできる体験へと変換しています。こうした技術力に加え、何よりの強みは“人”で、製造業とエンターテインメントの両方に精通した、個性豊かなプロフェッショナルが集まっています。それぞれの専門性を持ったメンバーが連携し、お客様の課題に向き合いながら、「3Dデータを会社の財産に!」という理念を胸に、現場に寄り添った開発を続けています。

コア技術の活用事例

 製造業向けVRデザインレビューシステム「pronoDR+」(写真)など、当社の技術はさまざまな製造現場で既に活用されています。設計者と現場の作業者がバーチャル空間で設計情報を共有することで、初期段階からのフィードバックが可能となり、手戻りの大幅な削減と品質向上を実現しています。また、ARやプロジェクションマッピングを活用した作業支援では、熟練者の経験を“見える化”し、技術継承と新人教育の効率化を同時に進めています。さらに、iPhoneを用いて現場をスキャン・デジタル化する「pronoPointsScan」は、製造業にとどまらず、建設業や土木分野など、幅広い業種で活用されています。

今後の事業展望

 当社はこれからも、製造業の現場に寄り添いながら、新しい技術の開発と、その技術を実際の現場で活用していく取り組みの両方を進めていきます。視線追跡技術や人工知能(AI)との連携による作業動作の分析、ARグラスやホログラム表示などを活用した新たな支援ツールの開発を進め、“見える化”をさらに進化させていきます。
 2023年には、(公財)長野県産業振興機構のご支援の下、ドイツで開催された「ハノーバーメッセ2023」の長野県パビリオンへ出展する機会を得ました(写真)。この国際展示会での経験を通じ、当社は海外への展開にも大きな可能性を感じています。さらに、ゲームが持つ「直感的で楽しく、分かりやすい体験」という良さを製造業の現場に持ち込みたいと考えています。真面目で堅実なものづくりの世界に、ちょっとした“楽しさ”や“ひらめき”を加えることで、より創造的で活気ある現場を実現していきます。

 

このページに関するお問い合わせ

産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233