躍動する信州のITカンパニー 株式会社見える化

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最終更新日: 2023年12月8日

代表 堀内 和彦

 株式会社見える化

  住所:上田市常田3-15-1 信州大学繊維学部 Fii602
      設立:2018年8月
  従業員数:10人
  事業内容:外国人クラウド管理システム開発・運用、
                特定技能外国人有料職業紹介事業 他
  電話:050-5435-1451

当社のコア技術・強み

 当社は、主に特定技能の就労ビザ取得を目指す外国人もしくは技能実習生や、日本国内で就業を希望する外国人材に向けて、検定試験対策の学習や全国の求人を閲覧・応募でき、就業までサポートが受けられるスマートフォン用アプリ「AELU」を開発、運用しています。
 特定技能外国人材は、国内の人手不足を補う単なる労働者ではなく、今後も日本に永住し、多くの産業を盛り上げてくれる人材だと考えています。過去にも、技能実習生として日本で3年間最低賃金で研修し、1年で100万円近くを貯め、自国に戻った後に人材会社(現地の送り出し機関)を設立して10年で年商百億円を超える企業にまで育てた帰国実習生を何名も見てきました。こうした彼らの行動力は、改めて現在の日本人にとっても見習うべき点が多いと感じています。
 当社は、こうした意欲の高い人材を大きなマーケットとして位置付け、彼らに向けたアプリの開発および人材業を営んでいます。

コア技術の活用事例

 AELUについては、クラウドプラットフォームのアマゾンウェブサービス(AWS)を活用し、自社ツールとして開発を続けています。人工知能(AI)の機能を駆使しており、特定技能検定試験対策問題の解答内容の振り返りはもちろん、スクリーニングを利用してユーザーが間違えやすい箇所や不得意な部分を抽出し示すことが可能です。また、学習の都度、AIの判定に基づく推定合格率が表示されるので、それを参考に繰り返し学習することで合格率を高めることができます。
 さらに、スマホのカメラと連動し、オンラインで学習相談や面談に応じるサービスもあり、試験や日本語に不慣れなユーザーも安心して利用することができます。

今後の事業展望

 今後は、検定試験合格後にユーザーの求人閲覧や就業支援の推奨機能をAIによって高度化し、アプリが自動でマッチング提案を行う仕組みを実装すべく、長野県の「コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業」の補助金を活用し、開発に取り組んでいきます。最終的には、特定技能外国人材に特化した電子商取引(EC)機能を組み入れるなど、彼らのために必要となるツールを搭載していきたいと思います。
 AELUの推定マーケットユーザー数は特定技能外国人材を中心に500万人にも上ります。まずは、その20%である100万人のユーザーを対象に、アクティブユーザーとして1万人程度の稼働を見込んでいます。
 また当社としても、母国や家族のために頑張る彼らを貴重な人材として随時採用し、本人たちの意欲の高さと企業の成長を合致させながら、持続可能な企業経営を目指していきます。

このページに関するお問い合わせ

産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233