信州産フルーツをふんだんに使ったグルテンフリーの「国産大豆タルト」

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最終更新日: 2023年9月8日

  (株)一兎舎は、書籍出版のほか、広報印刷物、販売促進ツールなど多岐にわたる印刷物の企画・制作を手掛ける出版・企画会社です。
  2006年に長野市で創業して以来、「後世に遺る仕事」をコンセプトに、記念誌や企画出版、自費出版などの書籍に加え、企業の名刺やチラシ、パンフレット、ホームページ等の編集・制作へと事業を拡大してきました。
 しかし、新型コロナの影響でパンフレット作成などの仕事が減少し、新たな事業展開を検討しました。長年ECサイトの管理運営を行ってきた強みから、開発のコンセプトは「オンライン上で売れる自社開発製品」としました。

信州産フルーツの魅力を全国に

 そこで新たに開発したのが、今回のイチ押しである信州産のフルーツをふんだんに使った「国産大豆タルト」です。東京出身の山崎恵理子社長が長野に移り住んだ際、信州産のフルーツのおいしさに感動したことがこの構想の原点にあります。新たな商品開発の検討を重ねる中で、そのときの感動を県外の人達にも味わって欲しいという思いからたどり着きました。
 商品開発に当たっては、県内の菓子店で働いていたパティシエを迎え入れ、試行錯誤を繰り返しながらレシピを完成させました。  
 

 

              

信州産のフルーツをふんだんに使った国産大豆タルト。季節に合わせて旬のフルーツを盛り付けます
 

小麦粉を使わないグルテンフリーのタルト

 山崎社長がこだわった点の1つがタルト生地です。小麦粉を一切使わず国産大豆を使用することで、全てグルテンフリーとなっています。また、体に優しくまろやかな甘さが出せる「甜菜糖(てんさいとう)」や「さとうきび糖」、100%沖縄の海水から作られた天然塩といったこだわりの素材を用いて焼き上げられています。
  そして、もう1つのこだわりがタルトに盛り付けるフルーツです。山崎社長が感動した信州産のいちごやブルーベリー、白桃など、最もおいしくなる季節の旬のものを使用します。タルト生地と豆乳を使用したカスタードクリームは甘さが控えめなためフルーツの甘さが際立つとともに、大豆の優しい風味をほのかに感じられるおいしいタルトに仕上がっています。
 今年6月2日に国産大豆タルト専門店「いとおかしき」をオンライン上でオープンし、タルトの販売を開始しました。完成したタルトを最新の技術で瞬間冷凍させることで、おいしさをそのまま全国に届けることができます。

県内農家の支援にもつなげていきたい

 本事業には、タルト販売を通じて長野県産フルーツの魅力を全国に広げるとともに、地元の農家を支援していきたいという社長の思いも込められています。
 「長野県内の農家は、19年の台風19号や新型コロナの影響で近年大変な思いをしてきました。こだわり抜いた国産大豆タルトを通じて信州産のフルーツの魅力を全国に伝えるとともに、少しでも県内の農家の方々を支援していきたい」と山崎社長は語ってくれました。
 

 

(左上)国産の大豆粉。タルト生地は、小麦粉を一切使わず100%国産大豆を使用しています(右上)大豆タルト専門店「いとおかしき」の工房。(株)一兎舎に隣接しており、この工房で日々タルトを製造しています(下)国産大豆タルト専門店「いとおかしき」HPのQRコード

 

 
 

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