躍動する信州のITカンパニー アステリア株式会社
代表 平野 洋一郎 |
住所:(本社)東京都渋谷区広尾1丁目1番39号 |
当社のコア技術・強み
1998年に設立されたアステリア(株)は、コンピュータやデバイスをつなぐソフトウェアおよびサービスを開発・販売するIT企業です。
コンピュータシステム間のデータ連携を実現する「ASTERIA Warp」や、モバイルアプリ作成ツール「Platio」、さらに人工知能(AI)を搭載したIoT統合ソフトウェア「Gravio」など、「つなぐ」をテーマとした業務用ソフトウェアを提供し、企業や自治体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進に貢献しています。これらのツールは、プログラミングなどの専門的な知識がなくても、誰でも簡単にアプリやソフトウェアを作成できるノーコードであり、現場主導でDX推進を実現する製品として注目を集めています。
コア技術の活用事例
県内企業での導入事例として、長野市の(株)カクイチ様では、新規事業の立ち上げ時にPlatioを活用していただきました。生産から納品までの各工程で7種類のモバイルアプリ(下図)をノーコードで作成し、約150名が外出先からリアルタイムに報告を行っています。さらに、「ASTERIA Warp」を用いて基幹システムと報告を連携することにより、一貫したデータ管理を実現し、トレーサビリティの確保に効果を発揮しています。
また、Platioは、地域共創の取り組みにも活用されています。熊本県小国町では、役場の職員がPlatioを用いてさまざまな業務用アプリを作成し、DXを推進しています。例えば、出退勤管理のタイムカードや災害時の被災状況報告、選挙時の投票者数管理、公用車管理など、職員が職務の課題を整理し、自らアプリを考案して業務を効率化しています。
沖縄県恩納村では、中学校の防災の授業にPlatioが採用され、中学生が村内の避難経路の危険や課題を報告するオリジナルアプリを作成するなど地域課題の解決に貢献しています。
今後の事業展望
当社は、長野県の信州ITバレー構想に基づく「ICT産業立地助成金」の認定を受け、2023年7月、北佐久郡軽井沢町に「軽井沢オフィス」(下イメージ図)をオープンします。社員のウェルビーイング実現のためのリゾートオフィスとしてだけでなく、パートナー企業や地域の情報発信拠点としても運用を開始します。豊かな自然に囲まれた環境で、創造性と生産性を向上させるとともに、ハーフムーンシアター(230°の半円形シアター)などの設備を活用したITイベントやワーケーションなどにより、地域と企業、集う人々を結びつけ、交流を促進します。
軽井沢オフィスを起点に新たな働き方やライフスタイルを創出し、各地域でのノーコード製品の利用促進や適用領域の拡大を目指します。
産業調査
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