躍動する信州のITカンパニー アルティメイトプロジェクト株式会社
代表 中村 仁紀 |
住所:諏訪市上川2-2173-5 |
当社のコア技術・強み
アルティメイトプロジェクト(株)のコア技術は、自動認識技術となります。創業以来、生産管理システムの開発を中心に、バーコード、二次元コード、電子タグ(RFID:Radio Frequency Identification)を活用した製造現場の実績管理をカスタマイズ可能なフレームワーク・パッケージとして、60社を超える企業に導入してきました。
また、生産設備やロボットからの実績データをリアルタイムに収集し、クラウド経由で基幹システムにデータ伝送するIoTサービス(Edgecross準拠)を提供しています。
当社の強みは、自動認識技術を活用し、現場データ収集から可視化・分析・基幹システム連携まで一貫した業務システムを構築できることです。
コア技術の活用事例
最近ではエッジAI画像認識エンジンを独自開発し、山野草認識アプリや、スマートフォンで撮影した紙帳票の指定項目をチェックするアプリを開発しました。
さらに、2022年度は長野県の「コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業」の補助金を活用し、撮影した商品の画像から商品の種類や数量をAIで認識するシステムを開発しました。データをホスト側に送信してAI判断するのではなく、各端末に搭載したAIが情報処理する技術(エッジAI)を活用しているため、インターネット環境に影響されず利用できます。飲料・食品販売会社の検品作業で実証実験したところ、これまで出荷時に販売員が目視で30分程かけて商品の種類や個数を検品していた作業の時間を、大幅に短縮することができました。また、数えたり記録したりする際の人為的なミスもなくなり、業務効率化を期待できる結果となりました。現在製品化を進めており、今後、実証実験先の数十カ所の拠点に導入する予定です。
今後の事業展望
このような当社のAI画像認識システムを地域の企業にご活用いただきたいのですが、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するには、当社のリソースだけでは限界があります。そこで、信州ITバレー構想のDX推進策と連携させていただき、地域企業のニーズ調査、顕在ニーズへの適用検証を進め、中小企業でも導入しやすいクラウドサービス(月額料金制)として提供する計画です。さらに、システムの基本部分をコア部品として地域のIT企業にライセンス提供し、そのIT企業が自社システムに組み込み、顧客企業に販売する新たなビジネスの創出も企画しています。
今後も新技術に積極的に挑戦し、導入・成功事例を蓄積しながら、地域企業のDX推進のお役に立ちたいと考えています。
産業調査
電話番号:026-224-0501
FAX番号:026-224-6233