躍動する信州のITカンパニー 有限会社ハイツーシステム
代表 池田 勇 |
住所:上田市下之郷乙294-5 |
当社のコア技術・強み
(有)ハイツーシステムは長年にわたり、主に各種の計測機器、自動化機器の制御に特化したソフトウェアを開発してきました。これらの工業用ソフトウェア開発経験により蓄積したノウハウを保有しており、そのノウハウを応用して多くのお客様ニーズに応えています。
当社の強みは、シーケンサ(PLC)や組み込みマイコン、パソコン等複数のプラットフォームの技術を蓄積しており、お客様のニーズに合わせて最適なシステムを提案することです。そして、ソフトウェア開発の中でも、以下の3分野に関して多くの実績を持っております。
(1)PLCによる制御、連携するデータ処理分野では、PLCの開発に長年の実績があり、ソフトウェアに対し独自の標準化を進め、若手の教育に役立っています。また、この制御対象の産業分野は多岐にわたっています。(2)半導体関連の検査ソフトウェア分野では、約10年前からリニアICテスタの計測ソフトをパートナー企業と共同開発し、販売してまいりました。(3)各種振動センサ連携のデータ処理分野では、特に加速度、振動センサのデータ収集システムを得意としており、そのデータ分析にAIを活用したシステムを開発中です。
コア技術の活用事例
2022年度に長野県のコンソーシアム活用型IT ビジネス創出支援事業に採択され、「メカシミュレータ開発」事業を実施しております。本事業は、PLCの接続先となる各種制御対象機器(メカニズム)のシミュレータソフトを開発することです。これにより、以下の4点のようなPLC事業者の開発作業に役立つこと、および効率化を図ることを目的としています。
(1)システムが高度化し、お客様の要求も複雑になる中、PLCという枯れた分野で若手技術者の育成に役立ちます。(2)現地でなく事務所で大部分の開発作業を済ませることができます。(3)最近の各制御機器が高価で複雑化し納期が長期化する中、その間に机上デバッグしてから本番までの開発に活用でき、ひいてはお客様が信頼できるシステムを届けます。(4)PLCによるシステム開発だけでなく、その運用面でも活用ができます。
また、もう1つ別の事業として「人工知能(AI) を利用した振動解析システムの開発」を実施しています。これは、振動センサによる異常検知の分野にAI、特にディープラーニングを利用することにより、汎用性があり、従来以上に幅広い振動解析の分野に展開できると期待されています。
今後の事業展望
現在実施中のPLC開発向けメカシミュレータ開発(図表参照)、およびAIを利用した振動解析システムの各事業を商品化し、産業分野においてさらなる発展を目指してまいります。こうした新システムの投入により、今まで以上に多くの産業分野での応用が可能になり、これらの導入支援も新たな需要になると考えております。
産業調査
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