躍動する信州のITカンパニー 有限会社ジンステップ・リサーチ
代表 横山 幸仁 |
住所:北安曇郡白馬村神城24231-1 |
当社のコア技術・強み
(有)ジンステップ・リサーチは、地域の課題を解決するために徐々に活動分野を広げてきました。各種業務管理システムの開発やWebアプリケーションの開発、施設のネットワーク構築、Webサイトの制作、IT教育訓練、DTPデザイン、IT専門書籍の発刊、セキュリティコンサルティングなど、事業分野は多岐にわたっています。これらの事業資産のシナジー効果が当社の強みと言えます。
また、クライアントの要望にきめ細やかに対応するために、当社は既存のコードやアプリケーションを使わず、ゼロから新規でソフトウェアを開発するフルスクラッチ体制を整えています。
コア技術の活用事例
長野県食品衛生協会傘下の北アルプス食品衛生協会との情報交換を基に、衛生管理記録をWebで行うHACCP(食品衛生管理基準)管理システム「ベスト!ハサップ」を開発しました。
厚生労働省の制度改正により、2021年6月から全ての食品等事業者に対してHACCPが義務化されました。「ベスト!ハサップ」は、厚生労働省ホームページに公表されているHACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書に基づいたシステムであり、中小規模の事業者を対象としています。衛生管理計画を効率的に作成できるほか、HACCPに基づく日々の評価や記録などが、パソコンやスマートフォン、タブレットで簡単に操作できます。SaaS型のWebアプリで、ご高齢の方やITに疎い方もストレスなく利用いただけるよう配慮しました。
利用料は、1営業日当たり10円程度(会員のみ)と低価格に設定しました。食品衛生管理の重要性と食の安全安心の観点から、広く飲食関連事業の皆様の負担軽減につながることを願ったもので、長野県の「コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業」の補助も心強い支えになりました。
既存ユーザーの皆様からは、「分かりやすい!」「簡単!」と好評を得ています。また、食品衛生協会および行政機関からも「『ベスト!ハサップ』のおかげでHACCPの導入が他県とは比べ物にならないほど進んでいる」と喜んでいただきました。食の安全意識の向上が長野県の観光や経済に寄与していると実感しています。
今後の事業展望
行政当局および各団体との継続的な情報交換の結果、「ベスト!ハサップ」は長野県食品衛生協会より「推奨システム」と認められました。これにより、今後、長野県全域の食品衛生協会会員、約4万社が導入するめどが立ち、ゆくゆくは全国への展開を目指しています。
食品衛生管理は規模の大小や地域を問わず重要な課題です。大手の食品関連事業者はすでにHACCPに取り組んでいますが、圧倒的な比率を占める中小規模の事業者は置いてきぼりなのが現状です。低料金で利用できるHACCP管理システム「ベスト!ハサップ」の国内マーケットはおよそ70万件程度であり非常に大きいと言えます。
各都道府県の食品衛生協会や観光協会の関係者の方、あるいは「ベスト!ハサップ」にご興味のある方は、ぜひ当社までお声掛けください。
産業調査
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