安心・確実な「施工力」で顧客の幸せな生活に貢献したい

　ルピナ中部工業（株）は、上下水道の施工・管理を中心に、空調設備や住宅リフォームまで幅広く事業を展開しています。
　1959年に水道工事で開業し、その後、96年に顧客ニーズを重視して始めた水回りの24時間メンテナンスサービスが評判となり、リフォームを含めた民間事業が拡大。現在の事業内容は、公共工事が６割、民間工事が４割となっています。 

安心で確実な施工力で水回りからリフォームまで

　イチ押しは、安心で確実な施工力です。主力事業である水道工事は、確実な施工力がなければ漏水事故を起こして生活に支障をきたしてしまいます。地中や壁、床下など見えないところの工事が多いため、工事の途中で施工の様子を見てもらい、丁寧に説明を行うことで顧客に安心感を与えています。
　また、キッチン・浴室・トイレ等の水回りを中心に、居室・外壁・屋根・外構などのリフォームのほか、太陽光発電等の設置も含め、顧客の生活の変化にきめ細かく対応した幅広いリフォーム提案を行っています。こうした対応が評判となり、ほとんどが施主からの直接の受注となっています。　　　　

　

生活シーンに即した同社のリフォーム。　写真は、女性の目線
を大切に生活しやすいシンプルモダンな水回りのリフォーム例 

良い仕事を支える人材

　　安心で確実な施工と顧客ニーズへのきめ細かな対応を支えるのが同社の人材です。新入社員は入社するとまず、専門知識と技能を身に付けるため２年間、職業訓練校へ通い、OJT を通して地域や顧客との接し方、仕事との向き合い方を学びます。
　経営理念も人材を中心に据え、「10、20代はルピナをよく知り、30、40代が会社をけん引し、50、60代が経験を生かして彼らをサポートする、70代になっても働くことを楽しむことができる会社づくり」としています。年代に応じた役割を示し、全ての年代の社員が会社にとって大切であることを表現しています。
　2017年には、社員に健康で長く働いて欲しいとの思いから、社員の心身の健康をサポートする「健康経営」を始めました。その一環である健康プログラムでは、毎日２回ストレッチを行うほか、毎月１回社員を外部の体育施設に集めて有酸素フィットネスや複数人でゲーム形式の運動を行っています。
　こうした取り組みを通じて、社員の健康増進のみならず、互いが気軽に相談し合える風通しの良い社風をつくり上げています。

 
  

月に１度の健康プロブラム（筋トレ+ ストレッチ講座）の様子。
個別指導により、運動習慣の定着にもつながっている

ライフラインを守り、地域密着の経営を進める

　同社は、水回りを中心に地域住民のライフラインを守ることを社会的な使命と捉え、近年は住民の会合に積極的に参加して高齢者から日常の困りごとなどの相談に乗っています。子供の成長や家族構成の変化とともに住まいの使い方も変わるため、「地域に暮らす人の困りごとにしっかり向き合う中で、水回りはもちろん、住まい全般のリフォームで顧客の幸せな生活に貢献していきたい」と柳沢社長は語ってくれました。
 

 

 ルピナ中部工業 株式会社