快適さと強固なセキュリティを両立したリモートサービス「ソコワク®」

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最終更新日: 2022年5月10日

 VAIO 株式会社は、2014年にソニー株式会社のパーソナルコンピュータ・ブランド「VAIO」を引き継ぎ独立した会社です。その製品は、個人向けの軽量・薄型のモバイル・ノートパソコンを中心に世代を超えて世界中の人々に愛され続けています。独立以後は個人向けのみならず、法人向け需要に注力し、現在、売り上げに占める法人のシェアは7割を超えています。
 最近は、新型コロナの感染拡大で在宅勤務を余儀なくされる中、PC 販売のみならず、通信環境を向上させる新たなサービスを展開しています。 

独自技術による強固なセキュリティを実現

 イチ押しのサービスは、企業のリモート環境を安全・快適にするリモートアクセスサービス「ソコワク®」です。「あなたがいれば、そこはワークプレイス」をもじってサービス名称としています。新型コロナの感染拡大により在宅勤務をリモート環境で行う企業が増える中、社内システムへのアクセス手段としてVPN(Virtual PrivateNetwork:仮想専用回線)の利用が広がりました。通信事業者が提供する公衆回線上に仮想の専用線を構築することで、簡単にかつ低コストでの利用が可能なものの、セキュリティや運用面を不安視する企業も多くなりました。
 「ソコワク®」は、独自の高いセキュリティ技術でこうした不安に応えたサービスです。セキュリティ面での強みは、Virtual Closed Networkという外部から通信内容がみえない専用の仮想ネットワークを用いている点と、「LTE overIP」という携帯電話で用いられている端末認証の技術を利用している点です。携帯電話は、同じ電話番号の端末が複数存在しないことが保証されているため、我々は安心して利用することができます。この通信技術を利用することで、認められたPC 端末以外は、ネットワークに参加できない仕組み、すなわち「個体認証」により、強固なセキュリティシステムを実現しています。 



ソコワク®「あなたがいれば、そこはワークプレイス」     

簡単・快適かつ低コスト

 こうした安心、安全な仕組みにより、リモート環境でもPC を開けばすぐにオンラインに自動接続ができます。アプリを起動することやID、パスワードを入力する必要もありません。外出先や移動中でもすぐに作業にとりかかることができるため、最近では機密性が高い電子カルテを利用する訪問診療の現場や、スピーディな対応が必要なマスコミの現場で導入されています。
 初期費用や月額費用はPC の契約台数によって異なりますが、テスト導入や海外からの利用も可能です。「場所に捉われない働き方が増え、新たな課題も生まれている。そうしたニーズに応えていきたい」とソコワク事業室室長の安藤徹次氏は、さらなる事業展開への思いを語ってくれました。
 

 

 ソコワク®をサポートする法人向けPC「VAIO® Pro」シリーズ 

VAIO株式会社

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