躍動する信州のITカンパニー　株式会社ソルティスター

代表　岩井 昇一

株式会社ソルティスター 　　住所：塩尻市大門八番町1番2号 　　設立：2008年5月 　　従業員数：22人 　　事業内容：組込みDB＆IoT関連製品の研究・開発・販売　他 　　電話：0263-51-9296

当社のコア技術・強み

　（株）ソルティスターは、長年のデータベース（DB）技術の経験を集約し、組込み系DBメーカーとして、RDBMS、KVSから時系列までお客様のシステムに最適なDBエンジンを研究・開発・販売してきました。当社の技術のよりどころは「誰にも負けない高速なデータ処理」、「目的に合致したデータ検索」、「安心・安全なデータ管理」にあり、その集大成が自社開発のDB技術です。あらゆるシステムの中核技術のひとつには必ずデータ処理が存在し、この一見トラディショナルと思える技術が永遠のスタンダートである以上、私達が皆様のお役に立てるシーンがあります。
　技術が日進月歩で進化する昨今、最先端の技術を目指すことは大きな夢でもあり、必要不可欠なことではありますが、最先端の技術の周辺には数多くの枯れた技術、安定の技術が重要な役割を担っていることも事実です。そのトラディショナルでもある「データ処理」という重要なレイヤーを守ることが最大のミッションであると認識し、新旧問わずあらゆる技術でDBやそれに付随するサービスを提供しています。

コア技術の活用事例

　組込みDB技術は、家電製品、ナビ製品、ネットワーク機器、工作機械、医療機器等の幅広い市場の製品・システムのデータ管理に採用されてきました。このDB技術を応用し、当社は2021年にIoT＆エッジコンピューティング向けのミドルウェア製品「SpeeDBee Hive」をリリースしました。
　同製品は、信州ベンチャー開発認定品、第33回中小企業優秀新技術・新製品賞ソフトウェア部門優良賞、コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業の採択、AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテストの特別賞受賞など、高い評価を得て、製造業、建設業、農業、電気・ガス、運輸・通信業等150社を超えるお客様のIoTシステムの中核部として採用されています。特にPLC、センサー、CNC、ロボット、カメラ等のデバイスや機器との連携、データ集約・分析・可視化、各種クラウドサービス・既存システム連携等のデータ技術により、製造現場の遠隔監視、コストの削減、生産性の向上、障害の最小化や回避、作業の最適化等に貢献しています。
　また、同製品が採用されることで、既存のデバイス、機器、システム、サービス等との連携に関するシステム開発の案件も急増しています。

今後の事業展望

　IoTにエッジコンピューティング技術を取り入れたシステム構築は今後ますます増えていくと予想されます。当社は、販売ルートや開発体制の強化を目指し、国内外の企業との代理店契約、開発力のあるソフトウェア開発企業やインテグレータとの業務提携等を積極的に推進していきます。また、製品も従来の買取モデルだけではなく、利用料モデル（サブスクリプション）に適合した価格体系を用意し、顧客の要望に適した販売形態を提供していく意向です。