躍動する信州のITカンパニー 株式会社ロゴス

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最終更新日: 2022年4月8日

代表 若林 秀幸

 株式会社ロゴス

  住所:長野市鶴賀河原302-2
  設立:1996年6月
  従業員数:34人
  事業内容:企業向けシステム設計・開発ロボットアプリ開発 他
  電話:026-291-8587

当社のコア技術・強み

 (株)ロゴスはコミュニケーション型ロボットアプリケーションやAIを活用したアプリケーションサービスの開発、展開を行っています。
 PepperやKebbiといったロボット機器、スマートフォン・タブレットなどの携帯端末やデジタルサイネージ機器とGCPやAzureなど外部クラウドとの連動、画像処理・顔認証技術・言語処理に関するAIシステムの開発で信州大学工学部と連携し、「自然言語発話技術」の共同研究を進めてきました。また、運動施設で行われる計測処理の全自動化に向け、長野高専と「身体自動計測システム」の共同研究も進めています。
 これらの研究成果を基に、長野県の「コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業」の補助金等を活用し、居宅介護支援事業所向けWeb会議システムや電子申請・承認システムの開発に取り組んでいます。

コア技術の活用事例

 介護業界における人材不足は日本における深刻な課題の1つであり、その解決のためには1人当たりの生産性向上が不可欠であるとともに、事務負担を極限まで軽減する必要がありました。
 そこで当社は、携帯端末やデジタルサイネージ機器とGCPやAzureなどの外部サービスとの連携技術を活用し、新たな介護業界向けのアプリケーションサービスを開発しました。
 その中でも特に、介護サービスに関わる「ケアマネージャー」、「介護施設スタッフ」、「施設利用者のご家族」の3者間の情報共有や、ケアプラン作成・承認等の事務作業の軽減に注力しました。この3者間の情報のやりとりは、FAXや郵送といった紙ベースでのやりとりが主で、各々が紙に捺印をする承認形式のままとなっています。そのため、送付の手間や修正対応、情報共有に多くの時間や負担が発生しています。また、利用者のケアプランを調整する会議などは、3者が施設に集合して会議を実施するのが慣例です。
 当社はこのような状況を考慮し、3者間で必要な情報が常時共有され、時間や場所に関係なく情報確認や変更、捺印に変わる承認を行えるよう、3者それぞれが専用の機能を使用できるアプリケーション群を開発しました。これにより、書類のやり取りや承認業務などの電子化に加え、デジタル空間における3者間でのWebリモート会議を実現させることが可能となりました。

今後の事業展望

 本事業は、コロナ下での対面的な接触の回避や、遠隔地のご家族との円滑な介護支援会議を容易に行うことを目指しています。引き続き、居宅介護支援事業所、介護施設、ご家族の3者がシームレスに連携し、最適な介護サービスを行えるよう、AIを活用した「ケアプランAI自動立案サービス」を開発していきます。これが広く普及すれば、会議の距離的、時間的なコスト削減になるとともに、ケアマネージャーの負担軽減や行政申請業務の対応効果も見込め、幅広い展開が期待できます。
 今後も、介護、医療、交通、観光、運動・健康事業といった業界に対して、デジタル技術を活用した付加価値の高いデジタルサービスを提供し、社会課題を解決していきたいと考えています。
 

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産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233