「ＪＣＣクラウド」で多くの建設事業者に安価なシステムを提供する
ＪＣＣソフト 株式会社

　JCC ソフト株式会社は、1978年に新潟県上越市で創業し、業歴40年を超えるシステム開発企業です。「創意工夫で品質と納期を守り、顧客満足度を追求する」をモットーに開発案件に取り組み、新潟や東京を拠点に事業を拡大しています。
　同社が提供する主なシステムには、建設業務系システム、スーパーのPOS システム、食品製造業生産管理システムなどがあります。
 

「JCCクラウドサービス」の提供開始

　中でも大手ゼネコンや専門工事業者向けシステム開発の豊富な経験があります。この蓄積されたノウハウを基に、2017年に「JCC クラウドサービス」をリリースしました。
　同社は大手顧客からのSI※事業も多数手掛けており、それらを通じてクラウドサービスが中小建設事業者に非常に適合している点に注目しました。利用者にとってはシステムを保有せず、毎月一定のコストでサービスを利用でき、機能改良は毎月の定額料金に含まれます。課金方法はシステム利用者数や利用アプリに比例し、サーバやネットワークなどのIT システム運用負担（人員と費用）を大幅に減らすことができます。また、働き方改革で必須の情報共有も簡単に実現できます。こうした利点が受け入れられ、顧客は北海道から沖縄まで全国約500社に広がっています。

　　　　　　　　　

▲「JCCクラウドサービス」概要図
  

建設業ニーズに応えた要員配置支援システム

　特にニーズが高いのが要員配置支援システムです。
　近年は建設技術者の不足が問題となっており、技術者の適正配置が重要になっています。そこで力を発揮するのが要員配置支援システムです。これを使えば案件の技術者の配置状況が一目で確認でき、新規案件への技術者配置も素早く決定できます。
　また、技術者配置のシミユレーションができるため、新規受注獲得の時期等の判断にも活用できます。こうした機能が注目され、引き合いが増えているといいます。

▲技術者配置表
 

 

▲技術者山積表

８月までは技術者全員が現場に配置されて
いるが、その後は手が空いてくることが分かる。
また技術者配置のシミュレーションもできる

クラウドサービスの拡大を目指す

　コロナ禍で広がるテレワーク活用の場面でも、企業の基幹系情報システムにインターネットでアクセスでき、安心できるセキュリティ提供の仕組みが不可欠です。坂詰社長は「今後はさまざまな業種にクラウドサービスを提供し、企業の円滑な事業活動に貢献していきたい」と語り、事業を拡大していく考えです。

JCCソフト 株式会社