観光

印刷

最終更新日: 2024年10月28日

2024年7-9月の現況と2024年10-12月見通し

お盆の日並びの良さや三連休の多さから、山岳観光を中心に旅客・宿泊とも利用は順調だった。しかし、旅客では人手不足による需要の取りこぼしがあったほか、宿泊では台風や南海トラフ地震臨時情報による影響で一部にキャンセルが生じた。今後は、旅客・宿泊とも秋の観光需要や年末の宴会需要などで順調な利用が見込まれるため、人員体制の見直しによる需要の取り込みや、価格転嫁による収益の確保を図る。

旅客は、秋の行楽シーズンやウインタースポーツシーズンを控え、団体利用や高速バスを中心に引き続き順調な利用者数を見込む。
宿泊施設は、観光利用が底堅いほか、年末にかけて宴会需要が増加する見通し。 
 

2024年4-6月の現況と2024年7-9月見通し

国内外からの旅行者が増え、山岳方面で観光バスの利用が順調だった。一方で、人手不足の影響からタクシーの稼働率は伸び悩んだ。宿泊施設は価格転嫁の進展や、円安を背景に増加した外国人利用者の取り込みによって収益を確保した。今後は、宿泊・旅客とも夏季行楽シーズンを迎え、堅調な観光需要を見込む。

旅客は、高速バス・貸し切りバスを中心に順調な利用者数を見込む。タクシー業界では都市部において運転手不足が緩和傾向にあり、運行数を増やして需要を取り込む。
宿泊施設は、7~9月中の連休やお盆休みを中心に堅調な需要が見込まれ、運営体制の改善や業務効率化によって人手不足を補いながら対応していく。 
 

2024年1-3月の現況と2024年4-6月見通し

スキー場周辺地域を中心に、コロナ禍以前を上回るインバウンド需要がみられ、利用者数は増加した。一方、人手不足の影響によりバスやタクシーの稼働率は伸び悩んだ。今後は、宿泊・旅客とも修学旅行等の団体利用が増えるほか、日並びの良い大型連休を中心に山岳観光や北陸新幹線の福井延伸などに伴う需要も見込まれ、利用者数は増加する見通し。

旅客は、行楽シーズンを迎え修学旅行やバスツアーなどの高速バス・貸し切りバスを中心に需要増加が見込まれるが、人手不足に伴う機会損失が懸念される。
宿泊施設は、花見や山岳方面の観光需要が底堅く、国内客に加え旺盛なインバウンド需要を見込む。ただ、旅客同様、人手不足による供給制約が課題となる見込み。 
 

2023年10-12月の現況と2024年1-3月見通し

秋の行楽シーズンは、天候に恵まれ、観光客需要は国内外ともに堅調だった。また、忘年会等の宴会需要は企業や団体の利用が増加した。今後も、人手不足の影響が予想されるが、本格的な冬季シーズンとなり宿泊施設・旅客ともにスキーなどによる外国人観光客の需要が増加することで、スキー場周辺地域を中心に利用客の増加を見込む。

旅客は、人手不足の影響が予想されるが、ウインタースポーツを目的とした外国人観光客や国内の団体利用客の需要が見込まれ、利用客数の増加を見込む。
宿泊施設は、スキー場周辺地域を中心に需要の増加が見込まれる。また、新年会や送別会などの宴会需要は、堅調に推移する見通し。 
 

このページに関するお問い合わせ

産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233