自然豊かな信州で新しいオフィスのカタチを提案する「サードオフィス」
株式会社 フォレストコーポレーション

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最終更新日: 2020年3月10日

 同社は、1960年に伊那市で創業し、木造注文住宅「工房信州の家」、賃貸住宅「フォレストウイングマンション」などの建設を手掛ける住宅メーカーです。「工房信州の家」は、累計1,000棟を超え、県産木材使用の住宅でNO.1の実績を誇ります。人気の理由の一つが「土間サロン」です。人が自然と集まる場所をつくることで家族のライフスタイルに新たな付加価値を生み出しています。
 こうした空間作りの経験を生かして、事業者向けに新しいコンセプトのオフィスを提案する新事業「third office™」を立ち上げました。
 

▲軽井沢町に開設した緑の中のthird office展示場

 

オフィスと宿泊施設を兼ね備えた上質な空間

 当働き方改革の意識が高まる中、オフィスや仕事環境を変えることで生産性向上を目指す企業が増えています。会社に出勤せずに働く「テレワーク」や、旅先で休暇と仕事を組み合わせる「ワーケーション」も話題です。同社は、さらにその次を目指す新しいコンセプト「third office™」の展示場を、19年10月、軽井沢町に開設しました。一見、建物の外観は別荘のようですが、事務室や会議室はもちろん、リビング、寝室、浴室、最新調理家電を備えたキッチン、土間サロン、カウンターバーなど、上質かつ特別な時間を過ごすことができる設備を整えているのが特徴です。
 普段のオフィスと、大自然の中の非日常の特別な空間を行き来することで、心身のストレスを解消し、新たな発想力を生み出すことを狙いとしており、東京から新幹線で70分程度の軽井沢を展示場兼支店の地に選びました。       

体験を共有することで組織とビジネスを強くする

 さまざまな設備を持つ空間だからこそ、活用の仕方も多様だ。例えば、社員がチームで集まり、上質な空間や設備を使ってキッチンで共に調理をし、食事をする。こうした体験でコミュニケーションが深まり強固なチームビルディングが期待できます。また、クライアントを招いて商品やプロジェクトのプレゼンテーションや企業戦略構築の場として活用し、仕事の後は懇親会の空間として特別感を演出することで、お互いの距離感を縮めることも期待できます。経営者同士または事業パートナーを招いてのもてなしの場として活用すれば、新たなビジネス創出の可能性も広がります。こうした利用を念頭に、オフィスのコンセプトを「社員満足」「顧客開拓」「経営者別荘」の3つの要素を持つ「戦略基地」としています。

 

▲高級調理家電を備えたアイランドキッチンを囲む食事作りはチームビルディングに最適だ

third office™を事業の第三の柱に育てたい

 今後は、東京からのアクセスとブランド力のある軽井沢だけでなく、全県での立地提案を行います。県内企業にも提案していく予定です。同社は自然豊な信州全域をカバーする営業拠点を有しており、そのネットワークを生かして、企業の希望する最適な土地を探すことが可能です。また、「third office™」の建物を建築した企業に対し、施設管理の引き受けや運営サポートも行う方針です。「将来は事業の第3の柱に育てていきたい」と小澤仁社長は意気込みを語ってくれました。

  

株式会社 フォレストコーポレーション

 


 

 

 

 

 

 

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