湯治文化を現代にマッチする形にアレンジ
株式会社 斎藤ホテル

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最終更新日: 2019年9月10日

 開湯からおよそ1,200年、鎌倉時代から800年にわたり湯治場としての歴史がある鹿教湯温泉。そこで400年余り続く湯治宿が株式会社斎藤ホテルです。
 現在のホテルは、1993年に12階建65部屋の施設に建て替えたもので、その際、斎藤旅館から斎藤ホテルに名称も変更しました。現代にマッチした湯治宿として人気のホテルです。
 このホテルのイチ押しは、湯治を支える充実したハードとさまざまな体験プログラムを取りそろえたソフトを融合させたサービスです。 

長期の湯治も安心して過ごせる宿

 鹿教湯温泉は今も湯治のニーズが多くなっています。そこで、湯治のための長期滞在中も自ら調理もできるように、全室にミニキッチンを設置しています。また、食事に飽きないよう、レストランでは毎日、和・洋・中華40種類以上のメニューを取りそろえ、ビュッフェスタイルで好きな料理を自由に楽しむことができます。ペットのことが心配で長期滞在できない客層向けには、ペットホテル「ペッドリーム」を設置しています。ホテルとは別棟になるゲージはカメラ付きで、フロントのモニターでゲージ内の様子を確認できるため、安心して過ごせます。 

室内温泉プールやトレーニングルームを完備

 滞在中、顧客の健康作りの場となっているのが室内の温泉プールやトレーニングルームなどです。常駐する2名のインストラクターが、水中ウォーキング、バランスボールなどの運動プログラムを指導しています。また、これらのハードがそろっていることで、リハビリ目的でホテルを利用する人も多くなっています。 

▲温泉を利用した25m プールは、3コースあり水中ウォーキングの無料プログラムがある

人気の高い独自企画のバスツアー

 ソフト面では、県内各地を周遊するオプショナルツアー「斎藤駕籠屋」が人気です。上高地や野辺山高原、駒ヶ岳千畳敷カールなどへの日帰りバスツアーで、鹿教湯にとどまらず信州各地の魅力が満喫できます。オリジナルツアーのため、ホテルの玄関先から乗り換えなしで目的地との間を行き来できる便利さも大きな魅力となっています。宿泊していただいた方に毎月送付する「斎藤たより」に、このバスツアーの案内を載せており、リピーターの増加にもつながっています。

▲「斎藤駕籠屋」は、ホテルから乗り換えなしで気軽に行くことができる
 

宿泊日数が増えるほどお得な連泊プラン

 ホテルでは、湯治の効果を感じてもらうために5日は滞在してもらいたいと考えています。そこで、少しでも顧客に満足していただけるよう、宿泊日数が増えるほど宿泊料金が下がる「連泊プラン」を用意しています。
 「古くから続く湯治文化を現代にマッチする形にアレンジし、長期滞在しやすい仕組みを整えることで、宿泊者が元気を取り戻し、日常生活に戻って欲しい」と、斎藤社長は長期滞在を支えるサービスを今後も充実させていく考えです。

 

株式会社 斎藤ホテル


 

 

 

 

 

 

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