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最終更新日: 2024年7月29日

2024年4-6月の現況と2024年7-9月見通し

客数増加や販売価格の引き上げから売り上げは増加した。根強い節約志向の中で衣料品は低調だが、食料品等は堅調だった。人手不足の影響から人件費は増加するも、増収でカバーし、収益への影響は限定的だった。今後も価格転嫁の進展から売り上げは増加する見通しだが、円安を背景とした食品値上げによる消費マインドの悪化が下振れ要因となる。

百貨店は、消費者の選別的な消費傾向が強まる中で、衣料品は伸び悩む一方、食料品や靴・バックなどの身の回り品、化粧品は売り上げ増加が見込まれ、底堅く推移する見込み。
スーパーは、販売価格の上昇が継続する中で、内食需要の高まりもあり、食料品や日用品などの必需品を中心に売り上げは増加する見込み。

 

2024年1-3月の現況と2024年4-6月見通し

客数の増加や価格転嫁の進展などにより全体の売り上げは増加した。衣料品の売り上げは寒さの影響で春物の出足が鈍く低調だったが、食料品は好調だった。今後も、客数増加や価格転嫁が進むことから売り上げは増える見通し。また、人手不足の影響による人件費の上昇がみられるものの、売り上げの増加に伴い収益面の厳しさは和らぐ見込み。

百貨店は、物価高などの影響から衣料品は伸び悩むとみられるが、食料品や靴・バックなどの身の回り品、化粧品は売り上げ増加が見込まれ、堅調な見通し。
スーパーは、価格転嫁の進展に伴う販売価格の上昇が見込まれ、食料品や日用品などの生活必需品を中心に売り上げは増加する見通し。

 

2023年10-12月の現況と2024年1-3月見通し

食料品は、客数増加や価格転嫁による販売価格上昇などで売り上げが増加した。衣料品は、秋物を中心に堅調だった。今後も、販売価格は上昇するとみられ、売り上げは増加する見通し。このため、人手不足に伴う人件費の上昇はあっても収益面の厳しさは和らぐ見込み。

百貨店は、物価高などの影響からコートなど高単価な重衣料は苦戦するとみられるが、食料品は、物産展などの売り上げ増加が見込まれ、堅調な見通し。
スーパーは、客数増加に加え販売価格の上昇が見込まれ、食料品を中心に売り上げは増加する見通し。また、人手不足に伴う人件費の上昇がみられるものの、売り上げ増加に伴い収益面の厳しさは和らぐ見込み。

 

2023年7-9月の現況と2023年10-12月見通し

食料品は、客数増加や販売価格上昇などで売り上げが増加した。衣料品は、気温の上昇に伴い夏物が堅調だった。今後も、客数増加と価格上昇などにより、売り上げは増加する見通し。光熱費などの高止まりは続くが、売り上げ増加に伴い収益面の厳しさは和らぐ見込み。

百貨店は、衣料品は前年並みの売り上げが見込まれるほか、食料品もおせちの予約など年末商戦の出足が順調なことから、堅調な見通し。
スーパーは、新型コロナ5類移行後は客足が順調なことに加え、食料品を中心に価格転嫁が進み、売り上げは増加する見通し。また、光熱費などは高止まりが続いているものの、売り上げ増加に伴い収益面の厳しさは和らぐ見通し。

 

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