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最終更新日: 2025年10月29日

2025年7-9月の現況と2025年10-12月見通し

猛暑が続き、涼感商品などの季節商品の販売が堅調だったほか、食料品を中心とする販売価格の引き上げ等から、売り上げは増加した。ただ、物価高による消費者の節約志向がさらに強まり、買い上げ点数の減少がみられた。今後は、人件費や光熱費の増加などが利益を下押しするものの、販売価格への価格転嫁が進むことにより、売り上げは堅調な見通し。

百貨店は、厳しい残暑の影響で秋物の購買意欲が弱く、衣料品は伸び悩むとみられるが、食料品や化粧品・雑貨のほか、催事に伴う販売増が予想され、売り上げは堅調な見通し。
スーパーは、内食需要が底堅く推移するほか、販売価格の引き上げが続くと見込まれ、食料品を中心に売り上げは堅調な見通し。

 

2025年4-6月の現況と2025年7-9月見通し

コメなど食料品の価格高騰を受けて、消費者の購入単価は上昇しており、売り上げは増加した。一方で、このところの光熱費や人件費の増加などから、収益環境は幾分悪化している。今後も消費者の底堅い内食需要が見込まれる中、食料品を中心に販売価格の引き上げが続くことから、売り上げは堅調な見通し。

百貨店は、高温等の天候要因から季節衣料を中心に衣料品は伸び悩むとみられる一方、食料品や化粧品、催事が堅調に推移する見込みから、全体としては底堅い見込み。
スーパーは、物価高の影響から消費者の買い上げ点数は減少しているものの、販売価格の上昇が継続する中で、食料品や日用品などを中心に売り上げは増加する見込み。

 

2025年1-3月の現況と2025年4-6月見通し

コメなど食料品の価格高騰を受けて、消費者の購入単価は上昇しており、売り上げは堅調だった。一方で、このところの人件費の増加などから、利益面は幾分悪化している。今後も、人件費等の増加が見込まれるものの、消費者の底堅い内食需要が見込まれる中、食料品を中心に販売価格の引き上げが続くことから、売り上げは堅調な見通し。

百貨店は、節約志向の強まりから食料品や衣料品は低調なものの、靴・バックなどの身の回り品や催事が堅調に推移する見込みから、全体としては底堅い見込み。
スーパーは、コメや生鮮食品の価格高騰から消費者の買い上げ点数は減少しているものの、販売価格が上昇する中で食料品を中心に売り上げは増加する見込み。

 

2024年10-12月の現況と2025年1-3月見通し

年末商戦やお正月の初売りなど“ハレの日”商戦は好調で、売り上げも販売価格の引き上げ等から増加傾向にある。ただし、コメなど食料品の価格高騰を受けて、消費者の買い上げ点数は減少しており、根強い節約志向がうかがわれる。今後も、消費者の底堅い内食需要が見込まれる中、販売価格の引き上げ等から売り上げは堅調な見通し。

百貨店は、メリハリ消費の傾向から食料品は弱含む一方、衣料品は季節衣料が持ち直したほか、靴・バックなどの身の回り品も堅調に推移し、全体としては底堅い見込み。
スーパーは、コメや生鮮食品の価格高騰から消費者の買い上げ点数は減少しているものの、販売価格が上昇する中で食料品や日用品などを中心に売り上げは増加する見込み。

 

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