飲料製造

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最終更新日: 2024年1月26日

2023年10-12月の現況と2024年1-3月見通し

飲料需要は、観光による人出の回復や年末の宴席の増加などにより持ち直したことに加えて、製品価格の上昇もあり、売り上げは堅調に推移した。今後は、コスト上昇分の価格転嫁が進むことで販売数量への影響も予想されるが、全体としては売り上げは前年水準を維持する見込み。

お茶やミネラルウォーターなどの清涼飲料は、増加する外国人観光客向けやオフィス・工場向けの需要が堅調な見通し。
清酒やワインなどのアルコール飲料は、原料や資材などのコスト上昇分の価格転嫁が進むことによる買い控えも予想されるが、売り上げは前年並みを確保する見通し。
  
 

2023年7-9月の現況と2023年10-12月見通し

夏場の猛暑に加えて、観光などで人出の増加がみられたことから、飲料需要は増加した。また、資材やエネルギーなど各種コストの高止まりはあるものの、販売価格の引き上げにより、収益が持ち直す動きがみられた。今後は、年末に向けて人の移動や外食需要が増加することが予想され、需要は安定して推移する見通し。

果汁・野菜ジュースなどの清涼飲料は、原料不足による販売価格の引き上げに加え、人出の増加もあり安定した売り上げが見込まれる。
清酒やワインなどのアルコール飲料は、コロナ禍で控えられていた年末の宴会需要も持ち直すとみられ、需要は底堅く推移する見通し。

 

2023年4-6月の現況と2023年7-9月見通し

飲料需要は、新型コロナの感染症法上の分類が5類に移行したことで、飲食店や宿泊施設の利用客が増加し底堅く推移した。ただ、仕入価格や電気料金等が高止まる中、販売価格の引き上げが一部にとどまったことにより、収益の回復は限定的だった。今後、飲料需要の増加とともに、価格転嫁も進むとみられ収益は改善していく見通し。

果汁・野菜飲料やミネラルウォーターなどの清涼飲料水は、最需要期に入るほか人出の増加も見込まれ、受注は堅調な見通し。
清酒やワインなどのアルコール飲料は、宴会や観光需要の増加に伴い、持ち直すとみられる。

2023年1-3月の現況と2023年4-6月見通し

飲料需要は、全国旅行支援などにより観光客が増加したため持ち直した。今後、飲料需要は飲食店向けを中心に持ち直しの動きが続く見込み。ただ、原材料価格、ビンや段ボールなどの資材価格、電気料金などの上昇、高止まりが見込まれる中、価格転嫁は一部にとどまるとみられ、厳しい収益環境が続く見通し。

果汁・野菜飲料やミネラルウォーターなどの清涼飲料水は、需要期に入るほか人の移動の増加も見込まれ、受注は堅調な見込み。
清酒やワインなどのアルコール飲料は、5月8日に新型コロナの感染症法上の分類が5類に移行することで、宴会や観光需要が持ち直すとみられ、前年を上回る見通し。

 
 
 

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