標高2千m、大自然との一体感が味わえるランプの宿
有限会社 高峰温泉

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最終更新日: 2019年7月10日

 標高2,000m、高峯山の懐にひっそりとたたずむこの宿は、上信越国立公園内に位置する日本秘湯を守る会の会員宿です。
 乳白色の源泉は、含硫黄・カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉で、糖尿病、痛風、肝臓病、便秘、胆石症、アトピー性皮膚炎に効きます。
 自慢の温泉は、3つの内湯と雲上の野天風呂で楽しめます。内湯は、高峰温泉の代名詞となったランプの灯りに哀愁を感じる源泉「ランプの湯」のほか、ゆっくりと湯に浸かることで日常の疲れが癒される「四季の湯(女湯)」と「高嶺の湯(男湯)」です。内湯は30℃ぐらいの源泉かけ流しの冷泉と、40℃以上に加温した温泉を2槽並べています。交互入浴により温泉成分が皮膚から浸透し、血流が改善することで、肩こり、腰痛等にも効果があります。

大自然との一体感を満喫する

 高峰温泉のイチ押しは、大自然との一体感を味わえることです。標高2,000m の野天風呂では、雲海が広がる中、湯に浸かりながら広い空を眺めると、誰にも邪魔されることのない解放感に満たされます。夕日が沈むと満天の星空が現れ、神秘的な世界が広がります。日頃のストレスからの解放と癒しを求めて来る顧客は、9割が県外客であり、リピーターも多いといいます。  

 

▲大自然に抱かれ、解放感に満たされる雲上の野天風         
    

一年を通じて豊富な自然体験の イベントを用意

 温泉のほかにも、自然を楽しむイベントが数多く用意されています。春から秋にかけて、朝は野鳥教室や池の平湿原を中心にした自然観察会、夕方には温泉療養講座を開催し、ウォーキング用ポールを活用した全身運動なども行います。夜は星の観望会が開かれ、エントランスの前に大きな望遠鏡を設置し、都会では見ることのできない無数にきらめく美しい星空を観察することが出来ます。
 また、冬はスノーシューやクロスカントリースキーの講習が開かれています。例年ゴールデンウィーク明けまで雪が残り、レベルに応じた各コースでの冬山体験は人気です。
 

▲星の観望会では、大型の望遠鏡で無数の星を観察できる

自然環境を保護し、共存を図る 

 宿周辺の自然は、同社が提供する付加価値の源泉です。そのため、周囲の自然を汚さないように、化学洗剤の代わりに水だけで汚れを落とせる創生水を使用しています。この自然保護の活動も多くの顧客に支持されています。
 後藤社長は「大自然を活用して訪れる人の心と体を健康にし、自然の恵みを生かし切り、自然と共存する経営を今後も進めていきたい」と話します。現在、新たな源泉と天然ガスの掘削も進めており、自然資源の有効活用を一層進めていきたい考えです。


 

有限会社 高峰温泉

 

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