日本一のくるみの産地で生まれた人気菓子「胡桃の醍醐味」
有限会社 御菓子処花岡

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最終更新日: 2019年3月8日

 有限会社御菓子処花岡は、日本一のくるみの産地である東御市に本店・工場を置き、栄養価たっぷりのくるみを使った和菓子や洋菓子を製造、販売しています。創業は1912(大正元)年で、業歴は100年を超えます。

地域資源にこだわった地産地消

 創業以来、一貫して地域に寄り添った商品開発を行い、くるみと海野宿は大切な地域資源との強い思いから、くるみ菓子には東御市で生産される「信濃くるみ」を用いるなど、地産地消に力を入れています。人気商品は、メレンゲを使った「くるみの初恋」や1989年に菓子博覧会で大臣賞を受賞したくるみサブレの「海野宿」、最近は、くるみの形のかわいい最中「くるみるく」が人気です。                 
    

5年をかけて大ヒット商品 「胡桃の醍醐味」を開発

 そして、今最も売れているイチ押しの商品が「胡桃の醍醐味」です。
 2005年頃に、土台にクラッカーを使用し、表面にこんがり焼き目をつけた「ニューヨークチーズケーキ」が国内でブームになっていました。この時に、チーズケーキにくるみを使った商品を作れないかという発想から開発を始めました。主張の強いチーズとくるみのバランスを考え、試行錯誤の末に、しっとりと濃厚なチーズの風味と、さっくりとしたクッキー、そして、くるみの香ばしさが見事にマッチした「胡桃の醍醐味」を完成させました。5年をかけて開発したこの商品は、発売後すぐに大人気となり、現在も同社を代表する大ヒット商品となっています。
 販売は、県内にとどまらず、銀座NAGANO のほか、全国主要都市の三越でも取り扱ってもらえるまでになりました。取り扱いが増えたことで知名度が高まり、全国からの問い合わせやオンラインショッピングの注文も増加しています。

▲大ヒット商品となった胡桃の醍醐味

地元での販売に注力し、 お客様とのつながりを重視 

 一方、地域とともに成長し、地域に寄り添う姿勢を大切にしている同社は、創業時と変わらず地元での販売に最も力を入れており、現在、田中本店のほか、丸子店、軽井沢店、上田山口店、上田中央店、長野店、川中島店の7店舗を県内に展開しています。
 これらの店舗では「胡桃の醍醐味」などの洋菓子と併せ、和菓子も商品ラインナップとしてそろえることで幅広い世代に足を運んでもらえる店作りを行っています。
 「地元のくるみにこだわり、これからもお菓子を通じてお客様の幸せのお手伝いをしていきたい」と、花岡社長はさらにファンに喜んでもらえるお菓子作りに邁進していく考えです。
 

▲工場を併設し、お菓子を作る音や香りが感じられる田中本店 

有限会社 御菓子処花岡

 

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