自動車小売

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最終更新日: 2017年10月30日

業界概要

  • 国内の新車販売台数は、人口減少や若者の車離れなどを背景に、1990年の778万台(貨物車・バスを含む)をピークとして長期的には減少しているが、過去10年では横ばいで推移している(図表1)。現在、新車販売は買い替えが主体となるが、自動車の平均使用年数の長期化などを背景に、買い替え需要は鈍化している。
  • こうした厳しい環境の中、幅広い車種を揃え、多様化する顧客ニーズへの対応などを目的にディーラーの統廃合も進んでおり、自動車小売事業所数は減少傾向にある(図表2)。

図表1 新車登録台数(長野県)及び新車販売台数の推移(全国)

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図表2 自動車小売事業所数の推移(長野県・全国)

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長野県内の動向

  • 長野県における新車登録台数は、全国同様、過去10年では横ばいで推移しているが、自動車小売事業所数は減少傾向にある(図表1、2)。
  • また、長野県は自動車普及率(軽自動車含む)が全国3位と高い。車種別の構成を全国と比較すると、軽自動車の比率が高いといった特徴がある(図表3)。車が生活の足となる長野県においては、車体が小さく、燃費の良い軽自動車はセカンドカーとしての需要が高く、こうした点が高い保有率につながっているとみられる。(詳細は経済月報2017年10月号をご覧ください。)

図表3 長野県と全国の車種別保有自動車数の構成比

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