日本人の味覚にあったチーズを追及し、世界を魅了 
株式会社 アトリエ・ド・フロマージュ

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最終更新日: 2017年7月10日

職人のこだわりが凝縮 世界が認めたチーズ

   株式会社アトリエ・ド・フロマージュは、1982年に東御市(旧東部町)で設立されました。自家製チーズはもとより、それらを使用したスイーツやピザ、ヨーグルトの製造・販売を行っており、現在では本店東御市をはじめ、軽井沢、東京、名古屋に8店舗を展開し、多くのファンを集めています。
 創業者が本場のチーズ造りを学ぶためフランスに渡り、チーズの奥深さや食事を楽しむ文化を体験しました。その経験と技術を東御市に持ち帰り、「豊かなチーズワールド」をコンセプトに安心と信頼のある製品を30年余りにわたり作り続け、現在、50種類を超える多彩な製品を揃えています。

 

▲カフェが併設されている本店外腐

   2015年6月、フランス西部の町トゥールで開催されたチーズと乳製品の見本市「モンディアル・デュ・フロマージュ」のチーズコンクールで、当社の「ブルーチーズ」が最高賞である「スーパーゴールド」を獲得しました。これまでの努力が実り、世界から認められた瞬間でした。
 ブルーチーズに欠かせないのが青かびです。しかし、多すぎると匂いが強くなるため、日本人に合う適度な量で作りあげるには職人の経験や技術が必要となります。こうして作り上げたブルーチーズが当社のイチ押しです。
 イチ押ししたいもう一つの製品が「ココン」です。今年6月に開催された「モンディアル・デュ・フロマージュ2017」でゴールド(金賞)を獲得しました。
 ココンは、酵母系熟成タイプのチーズで、出来立ての頃はフレッシュな酸味があり、熟成が進むとコクとクセが強まるという特徴があります。常温で30分程置いておくとスプーンですくえるほどトロトロになり、人気急上昇です。

 

▲ブルーチーズ(左下)、ココン(右下)

 漬物文化に負けないチーズの食文化を広げたい

 当社の強みは、設立当初から顧客との距離が近いことで、感度の高い顧客が多く製品の方向性を気づかせてくれることもあります。さらに、経営者と社員が、より良い味を求めて常に新しいものへチャレンジする社風が根付いています。こうした独自性こそが高い評価を得ている当社の礎です。
 飽食の時代と言われて久しいですが、そうした中にあっても、おいしいものは多少高くても売れています。また、世の中に溢れている昔からあるようなものはなかなか売れていませんが、今までになかった新しいモノ、価値あるモノは売れています。
 「常にお客様の声に耳を傾け、他にない独自の製品づくりに挑戦しファンを作り続けたい。そして日本には漬物文化があるが、同じ発酵食品としてチーズも同様、多種多様な文化があり、これを日本でも広げていきたい」と髙橋社長はチーズにかける熱い思いを語っています。

 



▲丹念なチーズ造りが味に反映される

株式会社 アトリエ・ド・フロマージュ

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