こうや豆腐の未来への架け橋「新あさひ豆腐」発売
旭松食品 株式会社

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最終更新日: 2017年5月10日

減塩のために約40年ぶりに新製法を開発

   こうや豆腐(凍り豆腐)を製造する旭松食品株式会社は、1950(昭和25)年に現在の飯田市で創業して以来「創意工夫」を掲げ、日本一のこうや豆腐メーカーを目指し挑戦を続けてきました。
 こうや豆腐の本来の美味しさをそのままに、より健康的な食材へと進化させるため、当社は約40年ぶりに新製法の開発に取り組み、従来品よりもナトリウム含量を約95%低減した「新あさひ豆腐」の開発に成功しました。同時に、体内の余分な塩分の排出を手助けするカリウムの含量を約26倍にすることにより、さらに安全、安心を高める製品となっています。
 現代社会では、高血圧の原因の一つとされる塩分の取りすぎを防ぐため、食品の減塩化がより一層求められるようになり、新製法の開発に取り組みました。

粉豆腐

▲未来への架け橋「新あさひ豆腐」

企業理念「お客様の健康な食生活を追求し前進する」

  新製法の導入については、製造原価の上昇を招くため慎重な意見もありました。しかし、幼児を抱える母親から「こうや豆腐はナトリウムの含量が多いので気になる」といったインターネットサイトへの書き込みがあり、同じく小さい子を持つ開発担当者がこうした声を重く受け止めた。さらに、「お客様の健康な食生活を追求し前進する」という企業理念に立ち戻り、コストよりも安心を優先する顧客目線に立ったことが、新製法導入に繋がりまし。そして、新商品を、原点を見つめ直し未来に向かう架け橋と位置付け、その名称に創業時の「あさひ豆腐」を復活させて、「新あさひ豆腐」と名づけました。

 育児から介護医療まで、こうや豆腐を広げたい

 “安全で安心できる食”の、高い生産管理力を維持するために、当社は2015年に国際的な食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」の認証を取得して、製品がお客様に届くまでの全てのプロセスを厳格に管理しています。
 こうした土台の上で、用途に合わせてさまざまな形状とサイズの商品を用意し、こうや豆腐を使った新たなレシピを消費者に提案しています。特に粉末状にした「粉豆腐」は、どんなレシピにも合い、高タンパク食品で調理しやすく、保存食品としても便利なため、赤ちゃんからお年寄りまでおいしく食べられる商品です。「全国にはこうや豆腐が入り込めるエリアや分野がまだまだ存在しており、そうしたエリアも開拓しながらこうや豆腐を使う食文化を広げていきたい」と食品研究所所長の村沢久司所長は抱負を熱く語りました。

 

さまざまなカット含め煮

▲用途に合わせてさまざまなサイズがあるこうや豆腐

旭松食品株式会社

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