高齢者介護施設

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最終更新日: 2023年9月12日

最近の業界動向

    • 高齢化の進展により、高齢者介護施設の主な受け入れ対象である全国の要介護認定者は年々増加しており、2023年5月には697万6,607人となっている。
    • こうした介護需要の増加に対応するため、介護サービスの供給側の施設・定員数も増加傾向にある。21年の全国の高齢者介護施設数は5万3,813施設と、15年に比べ24.1%増加し、定員(病床数)も222万5千人と、同20.1%増加している。
    • ただ、特養は、利用料金が民間施設と比べ安く、終身で利用できるため、入所を希望する高齢者が特に多い。増加する需要に供給が追い付かず、入所できない待機者は全国で25万3千人(22年4月1日時点)おり、入居が数年先になることもある。こうした待機者の受け皿として有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅(サ高住)などの民間施設への需要が増えており、21年の両施設の定員数は83万8千人と、15年に比べ約5割増加している。

 全国の高齢者介護施設定員数の推移

長野県内の動向

  • 23年5月の長野県における要介護認定者は11万4,033人と、全国に比べると伸びは緩やかだが増加傾向にある。
  • また、図表3のとおり高齢者施設定員数は3万4,695人(15年比+14.7%)と増加しており、全国同様に有料老人ホーム、サ高住の増加が目立つ。ただ、施設ごとに定員数の割合をみると特養が33.7%と最も多く、全国より7.4ポイント高くなっている。 (詳細は経済月報2023年9月号をご覧ください。)

長野県の高齢者介護施設定員数の推移

 

 

 

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