産業用ロボットで生産性アップのお手伝い
インフィニティソリューションズ株式会社

印刷

最終更新日: 2016年11月10日

  CAD/CAM のシステムプログラム設計と金型の設計・製造を事業の2本柱とするインフィニティソリューションズ株式会社は、強みのCAD/CAM プログラムを組み込んだ産業用ロボットの販売を開始しました。 


インフィニティソリューションズ本社

拡大するロボット市場

 国は2016年9月、少子高齢化の中での人手不足など日本が抱える課題解決の切り札として、ロボットの普及を目指す「ロボット革命実現会議」を立ち上げました。ここでは、中小企業の生産現場や介護・医療、農業、建設など各分野でのロボット普及により、現状6,000億円の市場規模を5年後に2兆4,000億円まで拡大しようとしています。  

産業用ロボットとは

 同社が取り扱う産業用ロボットは、JIS(日本工業規格)によると「自動制御によるマニピュレーション機能または移動機能を持ち、各種の作業をプログラムによって実行でき、産業に使用される機械」と定義されています。すなわち、人間の腕や手と同様の動作機能を有するもので、駆動機構や移動機構、これら一連の動作を制御する装置からなる機械です。先端に専用の加工機を接続するだけで、塗装、溶接、バリ取り、切削など多様な作業が可能となります。

伸び代が期待できる切削加工分野

 そのような多様性を持つ産業用ロボットですが、日本では切削で使われる場面がまだ少ないのが現状です。長野県の製造業の多くも工作機械等での切削や手作業でバリ取りを行っており、人手不足が深刻化する中、ロボット導入で補える部分は大きいと言えます。

同時13軸制御ドイツ製ロボット「KUKA」

 11月には、同時13軸制御のドイツ製ロボット「KUKA」を販売します。世界的なソフトウェア開発企業AUTODESK 社(米国)の3次元CAM ソフトウェアPowerMILL を搭載することで、強力で柔軟な使い易さを実現しています。顧客毎に使用場面は異なるため、顧客の要求に沿った機能を同社独自のCAD/CAM ソフトウェアが補っています。同社は地元密着型企業であることから、メンテナンスの充実も強みです。また、金額の割に省力化効果が大きいため、1台導入しても、人件費と比較すれば1年で償却できる金額に収まります。人手不足に喘ぐ県内企業にとっては朗報です。 


「KUKA」ロボット
  多彩な機能、複雑な動作をソフトウェアが制御する


切削した製品

産業用ロボットの発信拠点に

 同社は8月に本社を上田市築地に移転しました。上田市下之郷のリサーチパークに至るバイパス沿いにあり、1階は外から見えるショーウィンドウとなっています。そこに「KUKA」を展示して情報を発信しています。 「上田から全国に向けた産業用ロボットの発信拠点としたい」小山田社長は熱く思いを語っています。

インフィニティソリューションズ株式会社

このページに関するお問い合わせ

産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233