IOTの要となる「M2M Gateway for IOT」
株式会社カウベルエンジニアリング

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最終更新日: 2016年11月10日

  自動ロックシステム(電気錠)、各種システムの受託開発・設計及び製造の株式会社カウベルエンジニアリングは、あらゆるセンサ情報をインターネットに繋げる「M2M Gateway for IoT(以下、M2M)」 を開発しました。
 当社は、電気錠の開発・製造で培った無線通信の技術を強みとしています。それを最大限に活かして開発したのがM2Mです。
 本製品の大きな特徴は、インターネット接続における「高セキュリティ性」にあります。インターネットの利便性を確保しつつ、高性能セキュリティチップを搭載してインターネット接続の不安を大幅に低減しています。また、短納期対応や長期安定供給などの生産体制も心強いと言えます。このように機能が充実していて、かつ大手に比べコストパフォーマンスが高いため中小企業でも導入し易い製品となっています。こうした優れた性能などが評価され、2015年には「ものづくり大賞NAGANO」での大賞を受賞しています。 


M2M Gateway for IoT概念図

「何をしたいか」に耳を傾け顧客とともに作り上げる

 当社は、顧客が製品を使って「何をしたいか」に耳を傾け、それを形にしていきました。
 こうした事例の一つが、70床の大型サービス付き高齢者住宅へのM2M の導入です。設置した約270のセンサを通じて集められた情報は、館内を立体的に映す画面上で確認できます。入居者を見守るための使い易い仕組みが施設職員に好評です。
 このほか、グループ企業の生産現場でM2Mの導入実験を重ねる中から、工場内の多数のカメラやセンサから得た情報を1つの画面上で一元管理するシステムを開発しました。このシステムを使うと生産現場で問題が発生した際、画像データとセンサデータを同時に高速検索し、速やかに原因を究明することが可能となります。中小製造業の生産現場において、問題への対処時間を短縮し、生産性を高める強い味方になるでしょう。  


 

実績を積み重ね事業を大きく育てたい

 当社は今後、さまざまな場面でモノとインターネットを繋げるIoT の動きが進むとみており、この製品は幅広い用途に利活用可能な汎用性の高いものとなっています。
 今後、各種展示会には積極的に出展し、本製品を幅広く知ってもらうと同時に、顧客との接点を増やし、顧客が「何をしたいのか」を汲み上げながら、導入に繋げていく方針です。
 現在、介護福祉施設、工場の機械監視、ホームセキュリティ、物流などで実績を積み上げており、「将来的には更に幅広い分野に本製品の利活用を広げて事業を大きく育てたい」と坂川社長は語っています。

株式会社カウベルエンジニアリング

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