スーパーマーケット業界

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最終更新日: 2021年2月10日

最近の業界動向

  • スーパーマーケット(以下、スーパーという)は、総合スーパーや専門スーパーなどに分類される。
  • 経済産業省の商業動態統計によると、全国の19年のスーパーの販売額は13.1兆円で、品目別では食料品が9.8兆円と全体の75%程度を占めている。
  • 直近10年の販売額は図表1のとおりほぼ横ばいだが、食料品構成比は増加傾向にある。主な要因として、消費者の節約志向や健康志向により、家庭内での食事が増加していることなどが考えられる。

図表1 スーパー年間販売額と食料品構成比の推移

長野県内の動向

  • 長野県の19年のスーパーの販売額は、商業動態統計によると1,937億円で、そのうち食料品は1,486億円と全体の76.7%を占めている。直近10年の販売額は、図表1のとおり全国に比べ増加傾向で、食料品構成比も増加傾向にある。
  • 構成比の4分の3を占める食料品の足元の販売動向を図表2でみてみると、20年2月以降好調に推移している。主な理由として、新型コロナの感染が拡大し、学校の一斉休校や外出自粛などにより内食需要が増加したことなどが考えられる。
  •  これを品目別にみてみるが、長野県のデータが公表されていないため全国のデータでみると、図表3のように惣菜は20年3月以降動きが鈍い。その理由として、新型コロナの影響により、不特定多数が触れるトングなどの衛生面への不安や、外出自粛に伴う手作り志向の高まり、飲食店のテイクアウトの利用増加などが考えられる。(詳細は経済月報2021年2月号をご覧ください。)

図表2 スーパー販売額の前年同月比と品目別寄与度(長野県)

図表3 食料品の品目別スーパー販売額の前年同月比(全国)

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