トラック運送業

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最終更新日: 2019年12月19日

最近の業界動向

  • トラック運送業は、国内における貨物輸送量(トンベース)の9割を占めており、日本の物流において極めて大きな役割を担っている。
  • トラック輸送量と宅配便(トラック)取扱個数の推移をみると、2018年度のトラック輸送量は2000年度に比べ32.4%減少している。一方、宅配便の取扱個数は、インターネット通販の普及などに伴い18年度には同67.8%増加した。このように、全体の輸送量が減少する一方で、小口の取扱個数は増えている。このため、トラックの輸送効率の悪化が問題となっている。

国内のトラック輸送量と宅配便(トラック)取扱個数

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長野県内の動向

  • 17年度、県内に営業所が設置されている事業者数は908事業者と07年度比+2.4%とわずかに増加している。一方、輸送量は製造業の海外移転や建設需要の低下などの影響を受け、同期間で△34.5%減少し、事業者間競争は激化している。
  • こうした環境下で、多くの企業が減車や採用の抑制によってコスト削減を進めてきた。足元では企業の活発な生産活動や設備投資を受けて貨物量が増加しているが、人手不足から受注増加に対応できない企業もみられる。(詳細は経済月報2019年12月号をご覧ください。)

長野県のトラック輸送量と事業者数の推移

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