機械器具卸売業

印刷

最終更新日: 2016年4月1日

業界概要

  • 機械器具卸売業は、工作機械等を扱う「産業機械器具卸売業」など、取り扱う品目に応じて分類される。
  • 全国の業種別年間商品販売額の構成比でみると、電機メーカー系の大規模商社が多い「電気機械器具卸売業」が半分近くを占め、「産業機械器具卸売業」がこれに次いでいる。
  • 機械器具卸売業では、数百円程度の治工具から1台数千万円を超える専用機まで、多品種の商品を取り扱っている。その他建材や電設資材まで幅広く取り扱っている企業も多い。
  • また、事業者規模では小規模事業者が多く、従業者数10人未満の事業所が全体の7割以上を占める 

 機械器具卸売業の分類

長野県内の動向

  •  長野県の特徴として、「産業機械器具卸売業」の年間商品販売額構成比が35.3%と、全国(26.5%)に比べて高い。その理由としては、県内には電子部品や自動車部品などの製造業者が多く、生産のための工作機械やFA 機器などの需要が多いことが考えられる。
  • 1事業所当たり年間商品販売額は、5億円(全国11億4,000万円)、従業者数10人未満の事業所が8割(全国7割)となっており、全国と比べて小規模な事業所が多いのも特徴である。
  • 長野県の年間商品販売額も全国と同様に減少傾向にある。2012年は07年と比較すると△32.9%の減少と、全国(△23.4%)より落ち込みが大きい。その理由として、主なユーザーである県内の製造業者は中小の下請が多いため、納入先の生産拠点の海外シフトに伴う受注の減少や失注の影響が全国と比べて大きく、設備需要も減少したことが挙げられる。(詳細は経済月報2015年9月号をご覧ください。)

長野県内機械器具卸売業の販売額の推移

 

 

このページに関するお問い合わせ

産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233