産業人材育成支援サービス

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最終更新日: 2016年4月7日

ものづくりの現場において、外部専門家や関係機関と連携し技能者・技術者向けの研修を実施し、現場で活躍できる産業人材の育成を支援します。

問題認識

  • 中小企業では技術者の人材育成、確保が課題となっているが、人材、時間、資金等の経営資源の不足により、自社内で十分な人材育成を行えない企業が多いといえます。
  • また、中小企業では「若手社員を教えられる人材が社内にいない」との指摘があるなど熟練の技術・技能を持つ指導人材も不足しており、技術・技能の伝承が難しくなっています。
  • そのため、これらの中小企業の技術者に対して、企業のニーズに即した専門的かつ実践的な技術研修を提供していく必要があります。

ご提案ポイント

  1. ものづくりに欠かすことのできない金属加工技術の基礎的なノウハウを習得し、さまざまな材料に対して最適な加工方法を自ら見出すことができる技能者としての人材の育成を目指します。
  2. 長野県が有する固有技術を活用し、顧客企業や個人ユーザからのニーズを汲み取りながら、自ら独創性を発揮してものづくりができる人材育成に加え、既存製品・商品の高付加価値化や品質向上、将来戦略の立案等に自発的に取り組み、自社及び中小企業革新を牽引できる研修プログラムを実施します。

サービス概要

  • 機械加工系の研修では、基礎理論(測定、やすり仕上げ加工等)とその応用を学習し、普通旋盤やフライス盤加工の製品製作の実技研修を行うことで、汎用機による基礎的な金属格好の再確認と、応用力のある機械加工技術・技能を活用できる技術水準を目指します。
  • 機械製作図の作成技術では、機械設計・機械工作・機械材料・生産管理などの基礎の基礎を学ぶとともに図面作成上のルールを習得し、機械性作図を正確、迅速に作成する技術や、図面を誤りなく読める技術の習得を目指します
  • 機械設計技術分野からは、機械材料、加工法、強度設計、要素設計、信頼性設計、精度設計の6つの科目の基礎知識を習得し、機械設計者の資格要件である課題解決力・創造力・企画力・実践力・表現力を身につけることを目指します。

業務の進め方

<調査フロー>

 

<機械加工系研修プログラム>

研修名:機械加工基礎初級コース(普通旋盤編)

研修プログラムイメージ
1日目
2日目

「機械加工の基礎理論と応用編」

  • 旋盤の種類と用途、旋盤の大きさ(ベッドの振りと最大長さ)
  • 粗加工における切り込み量と送り速度、仕上げ加工の送り速度 他
3日目
4日目

「機械加工の基礎実技研修」

  • 送り速度表の見方と送りレバー
  • 仕上げ加工のマイクロ測定の姿勢と位置、正確な測定指導 他
5日目
6日目

「経営実態把握」

  • 経営実態把握のポイント
  • 事業分析、業務分析、財務分析
  • 現場の状況、管理レベルの把握
  • 工程改善・業務改善


 

<機械設計系研修プログラム>

研修名:機械製図の基礎(書き方、読み方)

研修プログラムイメージ
1日目
2日目

「製図の基礎」

  • 製作図(組立図)の書き方・読み方
  • 機械製図と規格について説明
  • 投影図の書き方 (1)投影法 (2)正投影図 (3)第三角法  他
3日目
4日目

「機械要素の設計・製図」

  • 寸法記入法
  • 公差・表面性状
  • 機械要素の製図  他
5日目
6日目

「簡単な機械・器具のスケッチと製図」

  • 部品のスケッチ、スケッチ手法
  • スケッチ図から製作図の作成
  • 設計製図の要点  他

<研修実施風景>

   
   

このページに関するお問い合わせ

公共ソリューショングループ 産業人材育成担当

電話番号:026-224-0504

FAX番号:026-224-6233