電子回路製造業

業界概要

  • 電子回路製造業は、日本標準産業分類によると「電子回路基板製造業」および「電子回路実装基板製造業」に分類される。
  • 電子回路基板は、IC パッケージなどの電子部品を電気的に接続(配線)するための基板である。その電子回路基板上に電子部品を搭載したものが、電子回路実装基板である。電子部品の高機能化や小型化が求められる中で、配線の高密度化や多層化が進んでいる
  • 電子回路は搭載される電子機器の仕様にり要求される設計が異なるため、必然的に多品種となる。製造事業者は中小企業が多く、同業からの受注や、回路設計など特定の工程に特化した企業も多い。各社それぞれが得意とする分野への棲み分けが進んでいる。 

 主な電子回路の種類と特徴 


主な電子回路の種類と特徴

 

長野県内の動向 

  • 長野県内の電子回路製造業はリーマン・ショックを機に、2009年には製造品出荷額は大きく減少したその後、10年の回復と11年の震災による減少を経て、足元では電子回路実装基板を中心に増加している。
  • 13年における事業所数は、電子回路基板製造業が39カ所、電子回路実装基製造業73カ所となっている。(詳細は経済月報2015年12月号をご覧ください。)

長野県内電子回路製造業の製造品出荷額の推移

 

 

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