自動車部品
2024年7-9月の現況と2024年10-12月見通し
台風10号の影響による完成車メーカーの工場の稼働停止や、認証不正問題に伴う一部国内メーカーの生産・出荷停止といった下押し要因はあったものの、受注は新車需要の底堅さから総じて堅調だった。今後は、国内向けは堅調ながら、北米向けが弱含む見込み。
・国内向けは、スポーツ用多目的車(SUV)を中心に新車需要が底堅く、受注は順調に推移する見通し。一方、北米向けは、需要に弱さがみられやや弱含む見込み。
・中国向けは、現地メーカーとの競争激化を背景に日系完成車メーカーの新車販売が低迷しており、今後も受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、景気の減速や自動車ローンの金利高止まりなどを背景に需要に弱さがみられ、受注は低調となる見込み。
2024年4-6月の現況と2024年7-9月見通し
完成車メーカーの生産が底堅く推移したことから自動車部品の受注は順調だった。今後は、一部完成車メーカーの生産・出荷停止が下押し要因となることが予想されるものの、影響は限定的とみられ、国内向けを中心に総じて受注は順調な見通し。
・国内・北米向けは、スポーツ用多目的車(SUV)を中心に新車需要が底堅く、受注は順調に推移する見通し。
・中国向けは、現地メーカーとの競争激化を背景に日系完成車メーカーの新車販売が低迷しており、今後も受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、景気の減速や自動車ローンの金利高止まりなどを背景に需要に弱さがみられ、受注は低調となる見込み。
2024年1-3月の現況と2024年4-6月見通し
一部完成車メーカーで生産・出荷停止があったものの、車載用の半導体不足が解消し、その他の完成車メーカーの生産が増えたことで総じて受注は増加した。今後も完成車メーカーの生産は底堅く推移するとみられ、国内・北米向けを中心に受注は順調な見通し。
・国内・北米向けは、スポーツ用多目的車(SUV)などの新車需要が底堅く受注は順調な見込み。
・中国向けは、景気の減速に加えて電気自動車(EV)の普及が進むため、ガソリン車を主体とする日系完成車メーカーの販売は伸び悩み、受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、は、景気の減速の影響などから需要は力強さに欠け、受注は伸び悩む見通し。
2023年10-12月の現況と2024年1-3月見通し
車載用の半導体不足が緩和し、完成車メーカーの生産が増えたことに伴い受注は増加した。今後も新車需要が堅調なことに加え半導体不足が解消に向かうことから、完成車メーカーの生産は増加するとみられ、受注は順調な見通し。
・国内・北米向けは、スポーツ用多目的車(SUV)を中心に新車需要が堅調なことに加え、引き続き半導体不足が解消に向かうことで、受注は順調な見通し。
・中国向けは、バッテリー式電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売シェア拡大が進む中、ガソリン車を主体とする日系完成車メーカーの販売が伸び悩むことから受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、は、景気の減速や自動車ローンの金利高止まりなどを背景に需要に弱さがみられ、受注は低調となる見込み。
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