自動車部品
2025年1-3月の現況と2025年4-6月見通し
国内・北米の新車需要が底堅く、米国では輸入自動車への関税引き上げ前の駆け込みもあって、自動車部品の受注は堅調だった。今後は、国内・北米向けを中心に受注は底堅い見通しだが、米国による輸入関税の引き上げの影響が懸念される。
・国内・北米向けは、ハイブリッド車(HV)を中心に受注は底堅い見通しだが、米国による輸入関税の引き上げから、先行き不透明感が急速に強まっており、影響が懸念される。
・中国向けは、現地メーカーとの競争激化を背景に日系完成車メーカーの新車販売が低迷しており、今後も受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、中国EVメーカーの安値攻勢により日系完成車メーカーが販売シェアを低下させているため、低調な見込み。
2024年10-12月の現況と2025年1-3月見通し
新車需要が底堅い中、認証不正問題に伴う一部国内完成車メーカーの生産・出荷停止の影響が緩和されたことから、自動車部品の受注は総じて堅調だった。今後も新車需要は底堅く、国内・北米向けを中心に受注は堅調に推移する見通し。
・国内・北米向けは、スポーツ用多目的車(SUV)やハイブリッド車(HV)を中心に新車需要が底堅く、受注は堅調に推移する見通し。
・中国向けは、現地メーカーとの競争激化を背景に日系完成車メーカーの新車販売が低迷しており、今後も受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、中国の電気自動車(EV)メーカーの安値攻勢に日系完成車メーカーが苦戦を強いられており、低調な見込み。
2024年7-9月の現況と2024年10-12月見通し
台風10号の影響による完成車メーカーの工場の稼働停止や、認証不正問題に伴う一部国内メーカーの生産・出荷停止といった下押し要因はあったものの、受注は新車需要の底堅さから総じて堅調だった。今後は、国内向けは堅調ながら、北米向けが弱含む見込み。
・国内向けは、スポーツ用多目的車(SUV)を中心に新車需要が底堅く、受注は順調に推移する見通し。一方、北米向けは、需要に弱さがみられやや弱含む見込み。
・中国向けは、現地メーカーとの競争激化を背景に日系完成車メーカーの新車販売が低迷しており、今後も受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、景気の減速や自動車ローンの金利高止まりなどを背景に需要に弱さがみられ、受注は低調となる見込み。
2024年4-6月の現況と2024年7-9月見通し
完成車メーカーの生産が底堅く推移したことから自動車部品の受注は順調だった。今後は、一部完成車メーカーの生産・出荷停止が下押し要因となることが予想されるものの、影響は限定的とみられ、国内向けを中心に総じて受注は順調な見通し。
・国内・北米向けは、スポーツ用多目的車(SUV)を中心に新車需要が底堅く、受注は順調に推移する見通し。
・中国向けは、現地メーカーとの競争激化を背景に日系完成車メーカーの新車販売が低迷しており、今後も受注は低調な見通し。また、東南アジア向けは、景気の減速や自動車ローンの金利高止まりなどを背景に需要に弱さがみられ、受注は低調となる見込み。
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