電子部品・デバイス
最終更新日： 2024年1月26日
2023年10-12月の現況と2024年1-3月見通し
電子部品の受注は堅調に推移した。海外景気の減速やPC・スマートフォン向け半導体の在庫調整が続いたことで半導体製造装置向けなどの産業用やIT関連が低調だった一方、車載用は半導体不足が改善し完成車メーカーの生産が増加したことから順調に推移した。今後は、海外景気の減速による需要の減少などから産業用やIT関連は伸び悩むとみられるものの、完成車メーカーの生産が増加していくことで車載用は順調に推移し、総じて受注は堅調な見通し。
・産業用やIT関連は、海外景気の減速に伴う需要の減少などで受注は伸び悩む見通し。
・車載用は、半導体不足が解消に向かうことから受注は順調に推移する見込み。
2023年7-9月の現況と2023年10-12月見通し
電子部品の受注は、海外経済の成長鈍化などから半導体製造装置向けなど産業用が低調だった。車載用は、半導体不足が緩和されてきたことに加え、電気自動車（EV）向けを中心に需要が強く、受注は堅調に推移した。IT関連は、PC・スマートフォン向け半導体の在庫調整が続き、受注が減少した。今後は、EV向けなどを中心に車載用は順調に推移するが、海外経済の減速などから産業用やIT関連は低調に推移する見込み。
・IT関連は、完成品の需要が減少することで、部品受注は低調な見通し。
・車載用は、半導体不足が緩和していくことから、受注は順調に推移する見込み。
・産業用は、海外経済の減速などから半導体製造装置向けを中心に受注は減少する見通し。
2023年4-6月の現況と2023年7-9月見通し
電子部品の受注は、海外経済の減速などからPC・スマートフォン向けなどIT関連が低調だった。車載用は、半導体不足の影響が一部で残るものの、電気自動車（EV）向けを中心に需要は強く、受注は堅調だった。産業用は、半導体製造装置向けを中心に受注が減少した。今後は、海外経済の減速やPC・スマートフォン向け半導体の在庫調整が続き、IT関連は低調な見込み。一方、EV向けなどを中心に車載用は底堅く推移し、総じて受注は堅調な見通し。
・IT関連は、完成品の需要が減少することで、部品受注は低調な見通し。
・車載用は、EV向けなどを中心に需要は底堅く、受注は堅調に推移するとみられる。
・産業用は、半導体需要の低下から半導体製造装置向けを中心に受注は減少する見通し。
2023年1-3月の現況と2023年4-6月見通し
電子部品の受注は、スマートフォン向けなどIT関連が低調だった。車載用は、ハイブリッド車（HV）やEV向けを中心に国内向けが底堅かったが、海外向けは、世界経済の成長鈍化に伴う需要減により受注は減少した。産業用は、半導体製造装置等の各種製造装置向けを中心に堅調だった。今後は、海外経済の成長鈍化や半導体製造装置などの輸出管理の強化、IT関連向け半導体の在庫調整が続くことから総じて受注は減少する見通し。
・IT関連は、完成品の需要が減少することで、部品受注は低調な見通し。
・車載用は、国内はHV向けなどで需要は底堅いが、海外は中国を中心に弱含む見込み。
・産業用は、半導体需要の低下から半導体製造装置等を中心に受注は伸び悩む見通し。
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