経済月報2015年8月号

円安下における県内製造業の
海外展開の方向性を探る

挿絵

 1980年代以降、長野県製造業は輸出を伸ばしつつも、円高を契機に海外進出を進めてきた。今世紀に入ってからは新興国の成長も著しく、縮小する国内市場との対比の中で、海外展開は企業にとってさらに重要な戦略のひとつとなっている。近年では、2008年のリーマン・ショックを契機とした円高が、国内企業の海外進出を加速した。しかし、2013年以降、円安への転換など企業を取り巻く環境は、再び大きく変化している。このような中、本稿では、アンケート調査と企業ヒアリングを通じ、県内製造業の海外展開の現状を俯瞰するとともに、今後の方向性について探った。

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