経済月報2014年1月号

2014年長野県の主要19業種の展望
景気回復の長野県産業への波及を予想

挿絵

 2014年の県内産業を見通すなら、「薄日」が差す産業が増えてくる。

 主要19業種のうち、「工作機械」「産業用機器」「自動車部品」「機械器具卸」「自動車販売」「公共事業」の6業種が薄日(順調)と好転が見込まれる。

 当然に、この予測の前提には、為替水準が現状程度で安定し、世界経済、とりわけ米国経済が安定的に推移するという条件づきである。米国経済は、その回復が量的緩和を縮小させ、場合によっては、その動きが金利上昇や、新興国経済の景気を悪化させるなどのリスクを孕む。世界経済の動乱は、日本経済を失速させる可能性が高く、海外リスクには常に配慮しておく必要があろう。

 ようやく「薄日」が差してきたこの時期に、顧客ニーズに合った、売れる商品・サービスを作り上げて、成長分野への事業展開を図ることこそが求められる。

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