経済月報2010年10月号

生き残りを懸ける長野県スキー場経営 ~スキー場経営に関するアンケート調査から~

挿絵

冬のレジャー、スポーツとして一世を風靡したスキー(スノーボード)も年々利用者が減少している。
スキー王国を自称する長野県のスキー場は殊にその落ち込みが激しい。利用者(需要)の大幅減に対して、スキー場(供給)の減少は十分でなく、供給過剰となっており、それが各スキー場の収益低下も招いている。
本年、当研究所では2000年度、2005年度に続きスキー場経営について事業者にアンケートを実施した。そこには、スキー場が直面する厳しい現状と大きな課題が浮かびあがっている。
本稿では、近年の長野県内スキー場の動向とその背景を踏まえながら、止まらない利用者減とそれがもたらす更なるサービスの低下、利用者減(負のスパイラル)の状況を明らかにする。そして、負のスパイラル脱却に向け、解決すべき課題に対して、あるべき経営の方向性を考える。

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