シミュレータを使った実践的電子回路講座

・講師：有限会社ジェイウィンド代表取締役
・長野高専非常勤講師　小出繁樹氏　技術部長　大場浩二氏
・開催日：平成20年8月19日、8月26日
・場所：長野高専地域共同テクノセンター
・参加者：16名 

講義・実習内容

デジタルマルチメータ、オシロスコープ、ロジックアナライザなどバーチャルに用意されたシミュレータを使い、作成した回路の動作をPC上でシミュレートし、回路の動作の 確認を行いました。
さまざまな電子回路をシミュレーションしながら学習し、電子回路の入力信号と出力信号との関係をバーチャルな測定器で確認することで、素子の動作、論理回路、組み合わ せ回路についての理解が深まりました。
今年度新たに開設した講座でしたが、講師二人体制での指導により、若手技術者の方にも分かりやすく講義を進めました。また南信地域や東信地域など遠隔地からの参加者も 多かったため、講義の休憩時間を使って交流会を開催し、講師、受講者、コーディネータの交流を深めました。

参加者の声

・知識不足で分からない点があったが、丁寧に教えていただき、目標であったシミュレータを使えるようになった。
・シミュレータを使って回路を組み立てられ確認できた。実務に活かしたい。
・ANDやORをディスクリートで組むことで本当の基礎が分かった。
・業務に直結した内容であったのでとても役に立つと思う。
・ソフトウェア開発の方や新入社員の方には適切な講座だと思う。
・シミュレータを使って動作確認および基礎の復習ができて良かった。
・シミュレータを今回使ってみてとても面白く、今後は仕事に使ってみたい。
・新入社員でデジタル回路の知識が浅かったが非常に分かりやすかった。

講師の声

　実験回路を実際に製作して波形の計測や電圧値、論理回路のON/OFFの状態などを確認するには手間がかかりすぎ、講座としては難しくなりますが、シミュレータを使用する ことで、どなたにも簡単に回路を組んで実験を行うことができるようになりました。
　今回この講座に参加していただいて、シミュレータを身近に感じていただくことができ、ハードウェアの設計に興味を抱いていただいたようです。
　今まで本を読むか、実際の回路でしか得ることができなかったことが、シミュレータでより理解を深めながら習得していただいたことが、講師側からも実感できました。参加者の皆様、改めて感謝いたします。

関連リンク

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