理事長ご挨拶

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最終更新日: 2019年1月4日

 

 

 世界経済は第四次産業革命と言われるうねりの中、経済活動におけるIT技術がますます存在感を増しています。ものづくり産業においてもIT技術を融合しないことには、グローバル競争の中で打ち勝って行くことは難しくなっています。
 ものづくり立県「長野」としても、強みのものづくりに併せ、IT産業の集積を進めるべきでしょう。
 もとより長野県では、軽量で付加価値の高い電子部品製造などを発達させてきました。しかし、モノづくりの主戦場が中国を始め新興国に移り変わっていく時代にあって、情報産業を第二の柱とすることは、内陸に立地する当地が生き残っていくための必要条件であると思います。また、日本を代表する自然環境を持つ当地において高速交通網が整備された今日、情報産業に携わる頭脳を集積させる優位性は増しています。具体的には、地域にIT関連企業を集積させるプロジェクトを推進し、成功事例を広くプロモーションすることで、国内外から人と企業が集まる場を作ることが必要となります。
 プロジェクトとしては、IT産業が抱える細かな課題を解決する地道な取り組みから始めることが現実的です。現在、IT産業の現場では、高度人材の不足に悩まされています。特に、地方企業において事は深刻です。そのため、産学官が連携して、高度人材の確保などから手掛け成果を出し、それを成功事例として情報発信するならIT業界の衆目を集めることでしょう。この人手不足解消に係る成果はIT業界に止まらず、地域産業全体の活性化にもつながります。
 新たな元号となる2019年です。地方も稼ぐ力を付け、地方創生を結実させていきましょう。

理事長 山浦 愛幸