経済月報2004年9月号

長野県における外国人観光客誘致の可能性~新市場の開拓に向けて~

挿絵

長野県商工部のまとめによると、昨年、長野県に宿泊した外国人は延べ6万7500人。日本を訪れた外国人は約500万人であるから、ほんの一握りにすぎない。

長野県は、外国人にとって魅力のない県なのであろうか。それとも、国際空港を持たないことが外国人を遠ざけているのだろうか。

結論を言うと、長野県は外国人にとって魅力的なところであり、旅行者を増やしていくことは十分に可能である。空港もあるに越したことはないが、無いからといって外国人が敬遠する大きな理由にはならない。要は、取り組み方の問題である。

本レポートではまず、訪日旅行の現状を概観し、主要相手国の市場特性を紹介する。その上で、長野県内の取り組みとして先進的な事業者の事例を紹介し、本県においても国際観光市場が今後開拓すべき有望な市場であることを明らかにする。

このページに関するお問い合わせ

総務研修

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233