経済月報2004年6月号

シリーズ長野創生 第7回生活の質改善に向けて期待されるサービス業

挿絵

本シリーズでは第3回レポート以降、産業別に長野県内企業の新事業分野への展開についての動向を探ってきたが、いずれの産業においても近年成長が鈍化していることが確認された。こうした中で唯一成長を続けているのがサービス業である。

今回は対個人向けのサービス業に焦点を当てて、(1)福祉分野のサービス業、(2)家事代替産業としてのサービス業、(3)生活の豊かさを支援するサービス業、(4)イノベーション型サービス業の4つの切り口から、特色のある事業展開をしている企業の事例紹介も交えながら、成長の背景を分析し、その上で成功のポイントについて整理した。

公共事業縮小や製造業の海外シフト等で県内総生産が剥落していく中で、それを補う産業としてサービス業の役割の大きさが確認された。さらには、他産業においても現代の消費者の心を捉える商品を提供していくためには、サービス業的視点を持つことが不可欠であることも提唱している。

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