経済月報2004年4月号

シリーズ長野創生 第6回県内一体となり変革求められる観光業

挿絵

長野県は、美しく豊かな自然と多彩な地域文化、三大都市圏から近いという恵まれた立地により国内有数の観光県として発展を遂げてきた。しかし、ここ数年は観光客数や観光消費額が減少傾向となっている。

本県においては、温泉、スキーが二大観光資源である。温泉地客数は1999年以降低水準で推移し、スキー場の利用者数も1999年度以降4年連続で減少を続け、その結果ピーク期であった1992年度の約半分の水準にまで危機的に落込んでいる。これらの低迷が観光客数、消費額の長期的な伸び悩みの大きな要因となっている。

本稿は、特にこの両者を中心に現状を分析するとともに、観光を取巻く状況の変化に対し果敢に取組んでいる事例を紹介しながら、事業者、観光地、長野県として取組むべきことを整理し、観光業の復興に向けた今後の展開の方向性を検討した。

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