経済月報2006年11月号

くだもののマーケティング戦略~新品種ぶどう「ナガノパープル」の事例から~

挿絵

長野県は全国有数の農業県で、米作、果樹、野菜、花卉などで優れた栽培技術を蓄積してきた。中でも、果樹生産のウェイトは高く、りんご、ぶどうなどの生産量は全国でも2位を誇っている。しかし、農業をめぐる経営環境は厳しく、より付加価値の高い新品種の販売競争が全国的に展開されている。「品質に優れた美味しいフルーツ」を栽培さえすれば売れるという時代は去り、農業の世界にもマーケティング発想が強く求められるようになっている。ここでは長野県が開発した新品種のぶどう「ナガノパープル」の調査を事例にこれからマーケティングに取り組んでいくためのポイントを考えたい。

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