大阪・関西万博に行ってみよう【現地観覧編】<2025.5.26>

大阪・関西万博に行ってきました

 5月の大型連休明けの金曜と土曜の2日間、家族で大阪・関西万博に行ってきました。前回は、チケットやパビリオンの予約など私の体験談を「準備編」としてお伝えしましたが、今回は会場の様子や感想、必要な持ち物などを「現地観覧編」としてご紹介したいと思います。

 

朝一ピーク後のシャトルバスや入場はスムーズ

 万博に行ってきて、一番多く聞かれるのは「混んでいたか」という質問なのですが、実際、確かに混んでいました。特に土曜日は朝から夜まで多くの来場者で賑わっていて、人気のパビリオンは当日予約が全く取れず、レストランなども非常に混雑していました。また、夜の帰宅時には退場者が集中し、ゲートを出て目の前にある地下鉄の駅に入るまで20分以上かかりました。ただ、朝は会場に向かうシャトルバスや入場する際のゲートは非常にスムーズで、朝一番のピークを過ぎれば入場に関してはそれほど目立った混雑は無かったという印象です。


 次にパビリオンの見学については、思ったよりも効率良く回れ、金曜日の夕方以降と土曜日丸一日で計20の施設と1つのイベント(水上ショー)を観覧できました。このうち5つは予約が取れたのですが、予約が無かったものでもアメリカ館と韓国館でそれぞれ1時間ほど並んだ以外は、ほとんど待つことなく入場できました。
 私が感じたパビリオンの回り方のコツとしては、まずは、事前予約はしっかり取るべきだと思います。来場の2カ月前と7日前に抽選予約、3日前に先着予約の機会があるので、時間や場所、公式HPで公表されている予約枠の状況なども考慮しながら計画的に取りたいところです。一方、予約不要のパビリオンには長時間並ぶ所もあれば並ばずに入れる所もありますので、並んででも見たいパビリオンがあれば1つか2つくらいは覚悟を決めて並び、後はすぐに入れそうな所を優先的に回るのが良いのではないでしょうか。
 個人的に印象に残ったパビリオンを挙げると、並んで入ったアメリカ館と韓国館はどちらも自国の最新技術を迫力ある映像で紹介していて楽しめました。また、スイス館は「アルプスの少女ハイジ」をモチーフにした展示などがあり、家族のお気に入りでした。さらに、毎日夜に行われる水上ショーはいくつもの噴水が光や音楽で演出され、とても素晴らしかったです。

必須の持ち物はスマホバッテリーとカッパ

 次に、万博を快適に楽しむための持ち物に関してですが、まずはスマートフォンの充電用バッテリーです。今回の万博は、購入したチケットのQRコードの表示やパビリオンの当日予約にスマホが必要です。さらに、会場内の食事や買い物には一切現金が使えませんし、場内マップも紙の無料配布がなく公式HPなどを見ることが多いため、必然的にスマホを使う機会が増えます。加えて写真も取りたくなりますし、待ち時間などにスマホでゲームや動画を見ようものならすぐに電池を消費します。スマホが使えないと万博会場で何もできなくなってしまうので、持参したバッテリーで適宜充電をするとともに、少しでもスマホの消費を節約したい場合は、チケットのQRコードや場内マップをあらかじめ紙で印刷して持参したり、買い物時の決済用にスマホではなくクレジットカードやICカードを使ったりするのもおススメです。
 また、雨具も当然必要ですが、会場が海のそばで強風が吹くことが多いため、傘だけでは心配です。特に、先ほど紹介した水上ショーを指定の観覧エリアで見る場合など傘の使用を禁止しているケースもあるので、カッパやポンチョがあると安心だと思います。

これから大阪・関西万博に行かれる皆さんへ

 実際に大阪・関西万博に行ってみて、各パビリオンの展示はもちろん建物の外観なども見応えがありましたし、大屋根リングはその大きさや日本が誇る木造建築の技術力に圧倒されました。長野から万博に行くとなると時間もお金も体力も使いますが、何度とない貴重な機会だと思いますので、これから万博に行かれる皆さんには、ぜひ楽しんで良い思い出にしていただきたいです。 

2025年5月26日放送 SBCラジオ「あさまるコラム」より

 

 

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