長野県内のサイクルツーリズム推進の動き<2021.4.13>
県内で広がるサイクルツーリズムへの取り組み
コロナ禍で屋外を中心とした観光誘客に関心が高まる中、注目されているのがサイクルツーリズムです。これは「サイクリング」と「観光・旅行」を組み合わせたもので、自転車で移動しながら、地域の自然や地元の人々との交流、食事や温泉といった観光資源を楽しむことを目的としています。
県内には、2019年6月、官民一体でサイクルツーリズムに取り組むための推進体制として、「Japan Alps Cyclingプロジェクト」が設立されました。全長約800kmに及ぶ県内周遊ルートの設定のほか、サイクリストの受け入れ環境整備や観光誘客のための情報発信を行っています。
また、県内各地でもサイクルツーリズム推進の動きがあり、そのうちの2つの事例を紹介します。
地域の特色を生かしたサイクルツーリズムの展開
事例1:県北部に位置する信越自然郷は、飯山市・中野市・山ノ内町・信濃町・飯綱町・木島平村・野沢温泉村・栄村・新潟県妙高市の信越9市町村で構成された広域観光圏です。冬場のスキー客が多い同エリアでは、グリーンシーズンの集客を目指してサイクルツーリズムに取り組んでいます。
事例2:上伊那郡辰野町では、自転車の活用を通じてまちづくりを目指す民間組織「grav bicycle」がサイクルツーリズムを展開し、同町や上伊那地域における新たな観光振興策に挑んでいます。
※県内外のサイクルツーリズムに関する動向は、経済月報2021年4月号掲載のトピックス「観光回復のけん引役が期待されるサイクルツーリズム」で詳しくレポートしています。ぜひ、ご覧ください。
(2021.4.13)
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