プラスチック成形機械
最近の業界動向
- プラスチック成形機械とは、プラスチック樹脂を金型に流し込み、加熱または冷却し加圧することで、プラスチック製品を成形加工する産業機械の総称である。
- 成形方法ごとに機種が異なり、射出成形機、押出成形機、ブロー成形機の3つに分類される。射出成形機は、多様なプラスチック製品の成形に対応可能で、押出成形機は、パイプやフィルムなど単一な製品を成形するために使用される。そして、ブロー成形機は、ペットボトルなど中空体を成形する機械である。
- これをプラスチック成形機械の生産金額割合でみると、図表のとおり射出成形機が全体のほぼ4分の3を占めている。
全国のプラスチック成形機械生産状況
長野県内の動向
- 長野県の動向をみると、製造品出荷額等は09年に大幅に減少したものの、その後は持ち直し、14年にはリーマン・ショック前の水準を回復して、近年は安定的に推移している。
- なお、都道府県別にみると、長野県のプラスチック加工機械・同附属装置製造業の製造品出荷額等は全国第3位、事業所数は全国1位といずれも上位にある。
- 県内には、射出成形機業界で上位のシェアを持つ日精樹脂工業(株)、プラスチック容器製造用の延伸ブロー成形機業界首位の日精エー・エス・ビー機械(株)の上場2社を始め、複数の有力企業やその協力企業等が多数存在している。(詳細は経済月報2019年2月号をご覧ください)
長野県のプラスチック加工機械・同附属装置
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