中古品に関する意識と購入経験調査結果(2010年9月)
2010年独自アンケート調査
中古品に関する意識と購入経験調査結果(2010年9月)(274KB)(PDF文書)
<調査概要>
1.県内の中古品消費額は82億円(中古住宅、自動車を除く)
- 過去1年間の中古品購入金額を尋ねたところ、全体では平均12,319円となった。
- 年代別の平均購入額と過去1年間の中古品購入者割合をもとに県内の中古品消費額(住宅、自動車等の高額商品は除く)を推計すると、82億円となった。
- 市場規模自体はまだ小さく、GDPへの貢献も大きいとはいえないが、中古品市場は着実に拡大していることがうかがえる。
2.中古品の購入経験(中古住宅、自動車を含む) ~7割が中古品購入の経験あり~
- 今までの中古品購入経験を尋ねたところ、「購入経験がある」と回答した人は71.5%となった。年代別にみると、60歳未満の各年代で7割以上が購入経験者であった。
3.購入経験のある中古商品 ~「書籍・雑誌」がトップ~
- 品目ごとの中古品の購入経験は、「書籍・雑誌」が46.3%と最も高く、次いで「自動車」(44.5%)、「CD・DVD・レコード」(35.2%)となった。
4.中古品に対する抵抗感と中古品の購入経験の関係 ~抵抗感が低い商品ほど購入経験が高い~
- 中古品の品目ごとの抵抗感と購入経験の関連性をみると、抵抗感が低い商品ほど購入経験の割合が高いという関係がみられた。
消費者の節約志向が続く中、商品購入の選択肢として中古品の購入割合は若い世代を中心に高くなっている。また、品目によっては幅広い年齢層で受け入れられているものもある。今後も中古品市場は着実に拡大していくとみられ、企業側でもこうした消費者のニーズを柔軟に捉えていくことが必要であろう。
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